溶連菌の薬を飲み忘れたらどうすればいい?
溶連菌感染症で処方される抗菌薬は用法用量を守って最後まで飲み切ることが大切ですが、うっかり飲み忘れてしまうこともありますよね。抗菌薬を飲み忘れたらどうなるのでしょうか?この記事では、溶連菌感染症の薬を飲み忘れたらどうなるのかや、飲み忘れたときの対処法などをご紹介します。
溶連菌感染症とは?
溶連菌感染症は溶血性連鎖球菌(溶連菌)により引き起こされる感染症です。感染するとのどの痛みや腫れのほか、高熱が出たり舌に赤いブツブツが表れたりすることがあります。ほどんどの場合、抗生剤を服用することによって数日で軽快しますが、まれにリウマチ熱や腎炎などを合併することがあり注意しなくてはいけません。
溶連菌感染症の抗菌薬を飲み忘れたらどうなる?
溶連菌感染症は抗菌薬を飲まなくても自然と治ることがある感染症なので、薬を飲み忘れたからといって心配しすぎる必要はありません。
ただ抗菌薬を飲み忘れたまま放置すると、薬が効きにくくなる耐性菌が表れたり症状がぶり返したりすることがあります。また合併症を引き起こすリスクも高まるとされているため、飲み忘れたまま放置するのはNGです。自己判断でそのまま服用を中止しないようにしてください。
溶連菌感染症の薬を飲み忘れたときはどうすればいい?
溶連菌感染症の薬を飲み忘れたときは、気付いた時点で1回分を服用し、その後しっかり間隔をあけてから次の分を服用しましょう。服用間隔の目安は1日2回服用の薬で5時間以上、1日3回服用の薬は4時間以上です。
このように時間をずらしながら1日分の量を飲み切るのが望ましいですが、気付くのが遅れた場合は無理をせず、翌日から忘れずに服用するようにしてください。一度に2回分の薬を飲むのは絶対に避けましょう。
不安な場合は、薬を処方された医師や薬剤師に相談するようにしてください。
溶連菌感染症のホームケアで悩んだら…
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