RSウイルス感染症で咳がひどい…眠れないときの対処法や楽な姿勢まとめ
RSウイルスに感染すると、咳がひどくて眠れなくなることがあります。咳がひどいときはどうしたらいいのでしょうか?この記事では、RSウイルスで咳がひどくて眠れないときの対処法や楽な姿勢などをご紹介します。
RSウイルスとは?
RSウイルスは、呼吸器の感染症を引き起こすウイルスです。感染力がとても強いため保育園などで感染が広がりやすく、2歳までにほぼ100%の子どもが1回はかかるとされています。免疫ができないため、何度もかかることもあります。以前は秋から冬にかけて流行することが多かったのですが、最近は春先から夏にかけても流行がみられます。
子どものRSウイルスの症状は?
RSウイルスに感染すると発熱や鼻水、咳など風邪のような症状があらわれます。基本的には1週間ほどで自然に治りますが、初めて感染したときには症状が重くなりやすく、咳がひどくなったり、呼吸器症状が悪化したりすることがあるため注意が必要です。
特に生後12ヶ月未満の乳児は、喘鳴(息を吐く時にヒューヒューやゴロゴロした音が鳴る)や陥没呼吸(肋骨のところや首のあたりが呼吸のたびにペコペコ凹む)症状が出ることもあります。気管支喘息になったことがある場合、喘息発作が出やすいことがあります。
子どもがRSウイルスに感染して咳がひどい!対処法は?
RSウイルスに感染して咳がひどいときには、喉の乾燥を防いでできるだけ喉に刺激を与えないようにすることが大切です。
部屋の湿度が50~60%くらいになるよう、加湿器や洗濯物などで加湿したり、喉を潤すようにこまめに水分補給をしたりするといいでしょう。ただし炭酸飲料などのどへの刺激が強いものは避けたほうが安心です。
水分補給ができないほど咳き込んでいるとき、急性細気管支炎の症状が出て苦しそうなとき、喘息発作が出たときは、病院を受診しましょう。
RSウイルスの咳で眠れないときはどうする?楽な姿勢は?
咳で眠れないときは、上半身を高くして横向きに寝かせてあげると楽になり眠りやすくなります。布団の下にバスタオルや毛布などを入れて傾斜をつけたり、縦抱きで抱っこをしてあげるといいでしょう。
RSウイルスのホームケアに悩んだら…
RSウイルス感染症は自然に治ることがほとんどですが、咳がひどくなったり呼吸が苦しくなったりすることもあるため、ホームケア中に悩むこともあるかと思います。そんなときは看護師に相談できるアプリ「キッズドクター」が便利です。個別チャットでやりとりでき、受診の目安などを教えてもらえます。無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。