子どもがインフルエンザになったらどう対応すればいい?家庭での親の対応のポイントまとめ
秋から冬にかけて流行するインフルエンザ。感染力が強く、対策していたとしても感染してしまうことがあります。そこでこの記事では、子どもがインフルエンザになったときに親がどのように対応すればよいか、ポイントをご紹介します。
冬は子どものインフルエンザに注意!
気温が下がり湿度が低くなる冬は、インフルエンザが流行しやすくなります。特に子どもが集団で生活している保育園や幼稚園では、どんなに予防していても感染が広がってしまう傾向があります。
子どもがインフルエンザに感染すると重症化するリスクが大人より高いため、注意して見守ることが必要です。
子どものインフルエンザの症状は?
子どものインフルエンザの主な症状は、以下の通りです。
- 38℃以上の突然の発熱
- 関節痛
- 全身倦怠感
- のどの痛み
- 咳
- 鼻水
- 腹痛、下痢、嘔吐
重症化すると脳炎や肺炎、気管支炎を起こす可能性もあります。水分が摂れない、痙攣をおこした、様子がおかしいという場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。
子どもがインフルエンザになったらどう対応すればいい?
子どもがインフルエンザに感染したとき、ママ・パパがどのように対応すればよいかのポイントをまとめました。
1.発熱後12〜48時間以内に病院を受診する
病院を受診するのは、発熱してから12〜48時間以内が最適といわれています。これは検査がより正確にでき、薬の効果が十分に発揮される時間です。
発熱直後だと体内にいるウイルスの数が少ないため、インフルエンザに感染していても検査で検出されない可能性があります。また抗インフルエンザ薬は発症してから48時間以内に飲まなければ効果が十分に発揮されません。
2.安静に過ごす
インフルエンザに感染したときは、なにより安静に過ごさせましょう。元気な場合は無理に寝かしつける必要はありませんが、部屋のなかで静かに過ごし、治るのを待ちましょう。
3.こまめに水分補給する
発熱があるときは、体内の水分や塩分が失われて脱水を起こしやすくなります。脱水症状を防ぐために、少量ずつこまめに水分を摂取させましょう。
子どもが飲みたがるものであれば何でもかまいませんが、子ども用のイオン水や経口補水液であれば、水分と同時に電解質も補えるのでおすすめです。
4.異常行動に注意する
子どもがインフルエンザに感染すると、異常行動を起こす場合があります。発熱から2日間以内に起こることが多いので、この期間はなるべく子供をひとりにするのは避けましょう。
異常行動の例
- 突然立ち上がって部屋から出ようとする
- 窓を開け、ベランダから飛び降りようとする
- 突然笑いだしたり、変なことを言い出したりする
- 突然外に走り出す
これらの異常行動による事故を防ぐために、玄関や窓のカギを閉める、窓のない部屋で寝かせる、1階の部屋で寝かせるなどの対策を行うことも大切です。
5.家庭内感染に気をつける
家族間での感染の広がりを予防することも大切です。看病するママ・パパが感染しないように、マスクをする、こまめに手洗いをするなど、基本的な感染対策を行いましょう。
アルコール消毒もインフルエンザの予防には効果的です。ドアノブやスイッチ、おもちゃなど子どもがよく触る物は、こまめに消毒するようにしましょう。
6.登園基準を守る
インフルエンザにかかったときの出席停止期間は、学校保健安全法で「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」と定められています。この期間を守って登園を再開しましょう。
登園を再開するときには、保育園によって登園許可証の提出を求められることがあります。通っている保育園に確認するとよいでしょう。登園許可証は、子供のオンライン診療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療でも発行することが可能です。
インフルエンザのホームケアに悩んだら…
インフルエンザに感染してぐったりしている子どもを診ているのは不安ですよね。ホームケアしていても「この方法でいいのかな」と悩むこともあると思います。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャット形式で看護師に無料で相談できるので、困ったときは検討してみてくださいね。