結膜炎になったらプールはいつから?プールでうつることもあるの?
目の充血や目やになどの症状があらわれる結膜炎。結膜炎はプールでうつることもあるのでしょうか?この記事では、子どもの結膜炎はプールでうつるのかや、プールはいつから入れるのかなどをご紹介します。
結膜炎はプールでうつる?
結膜炎は種類によって、プールでうつるものとうつらないものがあります。
プールでうつる結膜炎
ウイルスによって引き起こされる結膜炎(ウイルス性結膜炎)は、プールでうつることがあります。ウイルス性結膜炎には下記のようなものがあります。
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 流行性角結膜炎(はやり目)
- 急性出血性結膜炎
咽頭結膜熱(プール熱)と流行性角結膜炎(はやり目)はアデノウイルス、急性出血性結膜炎はエンテロウイルスやコクサッキーウイルスによって引き起こされます。感染力がとても強く、感染者と一緒にプールに入ったりタオルや浮き輪を共有したりするとうつりやすいです。
プールでうつらない結膜炎
黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌といった細菌によって引き起こされる結膜炎(細菌性結膜炎)は、感染力が弱いためプールでうつることはないとされています。また花粉やダニなどアレルギーが原因の結膜炎(アレルギー性結膜炎)も人にはうつらず、プールで感染することもありません。
結膜炎になったらプールはいつから入れるの?
ウイルス性結膜炎になった場合、学校保健安全法では下記の条件を満たすまでは保育園・幼稚園や学校は出席停止と定められています。
- 咽頭結膜熱(プール熱):発熱、充血などの主な症状が消失した後2日を経過するまで
- 流行性角結膜炎(はやり目)、急性出血性結膜炎:医師に感染のおそれがないと認められるまで
プールについては明確な決まりはありませんが、基本的には園や学校の登園・登校基準と同じように考えておくといいでしょう。個人差はありますが、咽頭結膜熱と急性出血性結膜炎は約1週間、流行性角結膜炎は約1~2週間で症状が改善することが多いとされています。
細菌性結膜炎やアレルギー性結膜炎は人にうつらないので、園や学校は出席停止にならず、プールの制限もありません。ただしプールの塩素は目に刺激となります。症状が出ている間はプールに入らないようにするか、入る場合はゴーグルで目を保護するといいでしょう。
子どもの結膜炎の受診はオンラインでも
ウイルス性結膜炎のなかには、登園・登校を再開する前に医師の許可が必要なものもあります。とはいえ感染のおそれがないことを確認するために病院へ行くのが大変なときもありますよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。家にいながらスマホのビデオ通話で医師の診察を受けられます。登園許可書の発行も可能なので、困ったときは検討してみてくださいね。