ヘルパンギーナは痛み止めを飲んでもいい?薬は効くの?
ヘルパンギーナに感染すると、喉や口内が強く痛むことがあります。そんなとき、痛み止めの薬を飲んでもいいのでしょうか?この記事ではヘルパンギーナにかかったときに痛み止めが使えるのかや、痛み止め服用時の注意点などをご紹介します。
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは、4歳以下の子どもが感染しやすいウイルス性の感染症です。毎年5月頃から流行が始まり、6~7月にピークを迎えます。エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどヘルパンギーナを引き起こすウイルスは複数あるため、1シーズンのうちに2回以上感染したり、毎年かかったりすることがあります。
ヘルパンギーナの症状は?
ヘルパンギーナの主な症状は、39度以上の高熱と喉の発赤、口内の発疹・水ぶくれなどです。喉や口内に強い痛みを伴うことが多く、水ぶくれが破れるとさらに痛みが強まります。
ほとんどの場合1週間ほどで自然に治りますが、喉や口内の痛みのせいで水分が摂れず脱水を起こすこともあるため、注意して経過を見守る必要があります。
ヘルパンギーナは薬で治るの?
ヘルパンギーナを根本から治せる治療薬はありません。感染した場合は水分補給を行いながら安静にして過ごし、回復するのを待つことになります。
ヘルパンギーナで痛み止めを飲んでもいい?
ヘルパンギーナで喉や口内の痛みが強い場合には、痛み止めを飲んでも問題ありません。痛み止めを飲むことで痛みが和らぐと、その間に水分や食事を摂取することができ、脱水を防ぐ効果も期待できます。
ただ痛み止めには痛みを一時的に抑える効果はあるものの、ヘルパンギーナを治す効果はありません。あくまでも症状を和らげるものと理解しておきましょう。
ヘルパンギーナで痛み止めを飲むときの注意点は?
子どもに痛み止めを飲ませるときは自己判断での使用は避け、医師に相談のうえ病院で処方してもらいましょう。また痛みが強いからとむやみに飲ませすぎず、使用間隔や使用量などを守って服用させるようにしてください。
口のなかが痛くて薬が飲めないときは座薬タイプの痛み止めを処方してもらえることもあるので、医師に相談してくださいね。
ヘルパンギーナの痛み止めはオンライン診療でも
前述のとおりヘルパンギーナの痛み止めは病院で処方してもらうのが安心ですが、つらそうにしている子どもを連れて病院を受診するのは大変ですよね。そんなときはオンライン診療を受診するのもひとつの方法です。子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」なら、家にいながらオンライン診療を受診でき、医師が必要と判断した場合は痛み止めを処方してもらうことも可能ですよ。困ったときは、検討してみてくださいね。