RSウイルスは母子間で感染する?ママが感染したとき母乳をあげてもいい?
母乳をあげているママは、感染症になったときに母乳をあげ続けてもいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。今回はRSウイルスについて、母子間で感染することはあるのか、ママが感染したときに母乳をあげてもいいのかについてまとめました。
RSウイルスとは?
RSウイルスは「RSウイルス感染症」を引き起こすウイルスです。2歳までにほとんどの子どもが感染します。RSウイルス感染症は1回の感染では十分な免疫ができないので何度か感染を繰り返しますが、感染するたびに症状は軽くなります。
主な症状は発熱、咳、鼻水などの風邪のような症状です。ほとんどの場合は数日から1週間ほどで症状がおさまりますが、初めて感染したときは症状が重くなりやすい傾向にあります。
RSウイルスは大人から子どもにうつることもある?
RSウイルスは大人も感染します。ただし大人が感染しても軽い風邪症状のみのことが多く、感染していることに気がつかないことがほとんどです。「軽い風邪だと思っていたら実はRSウイルスに感染していた」ということもあり、ママやパパなど大人から子どもにうつしてしまうこともあります。知らないうちに感染を広めてしまわないように、咳などの症状がある場合はマスクするなどして感染を予防すると安心です。
ママがRSウイルスに感染したとき子どもに母乳をあげてもいい?
ママがRSウイルスに感染しても、子どもに母乳をあげてかまいません。RSウイルスは接触感染と飛沫感染でうつりますが、母乳を介しては感染しません。
ただし授乳時の感染対策は必要です。マスクをする、授乳前に手を洗う、手指をアルコール消毒するなどの感染対策を行いながら授乳しましょう。
ママがRSウイルスに感染して薬を飲んでいると、母乳への影響が心配かもしれません。母乳育児中に薬を飲むときは、医師に相談し、授乳中でも飲める薬を処方してもらうと安心です。また母乳のなかに移行する薬の量は少しだけなので、基本的に子どもへの影響はほとんどありません。
RSウイルスのホームケアに悩んだら…
RSウイルスは小さな子どもが感染しやすく、発熱や咳の症状が出るのでホームケアの方法に悩むことがあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。ホームケアの方法などをチャット形式で看護師に相談できます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。