子どもの成長痛の症状や現れる場所は?何歳から始まるの?

成長期の子どもに起こることがある成長痛。言葉は聞いたことがあっても、何歳頃に多くみられるのかや具体的な症状がわからないというママやパパもいるかと思います。そこでこの記事では、子どもの成長痛は何歳から始まるのかや、症状などをご紹介します。
子どもの成長痛とは?
成長痛とは、主に子どもにみられる、原因がはっきりしない下肢(脚部全体)の痛みの総称です。検査をしても骨や関節に明らかな異常はみられず、筋肉の疲労やストレスなどが関係しているのではないかと考えられています。
子どもの成長痛の症状は?
子どもの成長痛では、夕方から夜間に脚に痛みが現れやすいです。昼間も痛みが持続する場合は、成長痛ではない可能性が高いでしょう。痛みは一過性で数時間以内に治まりますが、その後も不定期に同じような症状が繰り返されます。痛みの程度は子どもによってさまざまで、なかには泣くほど痛がるケースもあります。腫れや赤みといった見た目の変化はありません。
子どもの成長痛が現れる場所は?
成長痛は主に、膝の周り、ふくらはぎ、すね、足首、太もも、股関節などに現れます。特に膝やその周囲に現れることが多いです。痛む場所は1箇所ではなく、症状が現れるたびに異なることがあります。
子どもの成長痛が起こる年齢は?何歳から始まる?
成長痛は一般的に2歳から14歳頃までの幅広い年齢で起こります。特に多いのは、3歳から小学校低学年くらいの幼児や児童です。
子どもの成長痛はどのくらいの期間続く?
成長痛が治るまでの期間はさまざまで、数ヶ月で治るケースもあれば半年ほど続くこともあります。ただ、なかなか治らないからといって、後遺症が残ることはありません。成長するにつれて痛む頻度が減っていき、最終的に痛みは現れなくなります。
子どもの成長痛で病院を受診する目安は?
子どもの成長痛は特別な治療をしなくても自然に治るため、病院の受診は必須ではありません。ただし脚を痛がる原因が成長痛ではないこともあるため注意が必要です。下記の項目に当てはまるときは成長痛以外の病気の可能性も考えて、一度整形外科を受診しましょう。
- 毎回同じ場所を痛がる
- 夕方や夜間だけでなく日中も痛がる
- 足を引きずるように歩いている
- 痛みがだんだん強くなっている
- 痛みが8時間以上続いている
- 痛みだけでなく腫れや発赤を伴う
- 発熱など脚の痛み以外の症状がある
脚の痛み以外の症状も同時にある場合は、全身の症状を診てもらえる小児科を受診してください。
子どもの成長痛の相談はオンラインでも
成長痛は自然に治るものの、症状や痛みの程度は子どもによってさまざまなので、ホームケアに悩むこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談したり、自宅にいながらビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。
監修者について
.png?w=40)