子どもが風邪でずっと泣いている・夜泣きがひどい…機嫌が悪くなるのはなぜ?
子どもが風邪でずっと泣いていると、「どうすればいいのかな…」と途方に暮れてしまいますよね。そこでこの記事では、子どもが風邪で機嫌が悪くなったり夜泣きがひどくなったりする原因や対処法をご紹介します。
子どもの風邪の症状は?
子どもの風邪では、主に下記のような症状があらわれます。
- 発熱
- 咳
- 鼻水、鼻づまり
- 喉の痛み
- 痰
風邪は複数のウイルスや細菌によって引き起こされるので、症状のあらわれ方もさまざまです。とはいえ重症化するケースは少なく、ほとんどの場合、水分補給をしながら安静にして過ごすことで自然に治ります。
子どもが風邪でずっと泣いたり機嫌が悪くなったりするのはなぜ?
風邪で子どもが泣いたり不機嫌になったりするのは、いつもと体調が違って不快や不安に感じるからです。
また、寒気がする、咳で喉が渇く、鼻が詰まって苦しいなど、つらい症状が重なっても子どもは言葉でうまく伝えることができないため、泣いたり機嫌が悪くなったりすることがあります。
風邪でずっと泣いているときは受診した方がいい?
風邪でずっと泣いていても、水分補給がしっかりできて眠れているようであれば、すぐに受診する必要はありません。基本的には3日ほどで熱が下がり、咳や鼻水などの症状も1週間ほどで軽快していきます。症状がおさまれば機嫌も戻る場合がほとんどなので、自宅でケアしながら様子をみましょう。
ただし、水分補給ができていない、熱が3日以上続いている、咳が1週間以上続いている、嘔吐などの症状も伴っているといった場合は、病院を受診してください。原因が風邪ではなかったり、肺炎や中耳炎など合併症を起こしたりしていることもあるためです。
風邪でずっと泣いている、夜泣きが続くときの対処法は?
風邪でずっと泣いていたり夜泣きが続いたりするときは、不快感を取り除いてあげる必要があります。症状に合わせて、次にご紹介する対処法でケアしてあげましょう。
薄着にして体を冷やす
熱がある場合は、暑さが不快で泣いている可能性があります。熱を逃がしやすくするために、薄着にして体を冷やしてあげましょう。首やわきの下、太ももの付け根など太い血管がある部分に、タオルなどで包んだ保冷剤や氷を当ててあげると熱が下がりやすくなります。ただ子どもが嫌がる場合は無理に冷やす必要はありません。
こまめに水分補給をする
喉をうるおすことで、喉の痛みや咳の症状を和らげることができます。脱水を予防するためにも水分補給は欠かせません。麦茶や湯冷まし、子ども用のイオン飲料など、子どもが飲めるものを少しずつ飲ませてあげましょう。授乳中の場合は、母乳やミルクでも水分補給ができます。
病院で処方された解熱剤を使用する
解熱剤には一時的に熱を下げてつらさを和らげる効果があります。発熱していてずっと泣いていたり、夜泣きで眠れなかったりするときは、解熱剤の使用するのも一つの方法です。ただし、自己判断で使用するのはおすすめできません。病院で今回のために処方された解熱剤を、用法用量を守って使用するようにしましょう。
やむを得ず市販薬を使う場合は、必ず医師や薬剤師に相談してください。
鼻水を吸引する
鼻づまりがあると、呼吸がしづらくて機嫌が悪くなったり泣いたりすることがあります。こまめに鼻水を吸引したり、蒸しタオルの蒸気を当てたりして鼻づまりを解消してあげましょう。
部屋の環境を整える
子どもができるだけ快適に過ごせるように、部屋の環境を整えてあげることも大切です。夏場は25~28℃、冬場は23~25℃くらいを目安に、子どもの様子をみながら室温を調整しましょう。また湿度を40~60%くらいにすると、喉への刺激も軽減されて快適に感じられます。加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干したりして空気が乾燥しすぎないようにしましょう。
上半身を高くして寝かせる
咳がひどくて夜泣きをする場合は、上半身を高くして寝かせると楽になることがあります。落ち着くまで縦抱きで抱っこしてあげたり、布団の下にバスタオルや毛布などを入れて軽く傾斜を付けたりするといいでしょう。
子どもの風邪の受診はオンライン診療で
子どもが風邪をひいているときにずっと泣いていると、病院に連れていくのも大変ですよね。特に夜泣きをする場合は、すぐに病院に連れて行くことができず不安になることもあるかと思います。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。夜間や休日も自宅にいながら医師の診察を受けられます。医師が必要と判断した場合は薬も受け取れるので、困ったときは検討してみてくださいね。