マイコプラズマ肺炎で咳が止まらないときの対処法は?
マイコプラズマ肺炎に感染すると咳が長引くことも多く、少しでも早く楽にしてあげたいと思いますよね。こちらの記事では、マイコプラズマ肺炎で咳が止まらないときの対処法をご紹介します。
マイコプラズマ肺炎の症状は?
マイコプラズマ肺炎の原因である「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染すると、2〜3週間の潜伏期間を経て下記のような症状があらわれます。
- 発熱
- 倦怠感
- 頭痛
初期症状が出た後、3〜5日後に下記のような症状があらわれます。
- 乾いた咳
乾いた咳は徐々に強くなり、熱が下がったあとも3〜4週間続くことがあります。乾いた咳から湿度のある咳に変わっていくこともあります。
また鼻水や喉の痛みなどの風邪のような症状や、下痢・嘔吐などの消化器症状が出る場合もあります。
まれに重症化したり、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎などの合併症を引き起こしたりすることもあります。
マイコプラズマ肺炎で咳が止まらないときの対処法は?
ここからはマイコプラズマ肺炎で咳が止まらないときの対処法をご紹介します。
こまめに水分補給をする
喉や気道の粘膜が乾燥すると咳が出やすくなります。喉や気管をできるだけ潤し続けるために、こまめな水分補給を心がけるようにしましょう。
麦茶や水など普段飲み慣れている飲み物で水分補給すれば問題ないですが、咳を和らげる飲み物としては抗菌作用があるとされているはちみつ入りの飲み物や生姜入りの飲み物、緑茶などがおすすめです。ただ1歳未満の子どもがはちみつを摂取すると「乳児ボツリヌス症」にかかる危険性があるため、1歳未満の子どもにははちみつ入りの飲み物は与えないようにしてください。
部屋を加湿する
室内の空気が乾燥すると喉や気道も乾燥して咳が出やすくなります。特にエアコンを使っているときは空気が乾燥しやすいため、室内の加湿を意識するようにしましょう。湿度は50〜60%くらいに保つのが良いですよ。
加湿器を使ったり濡れタオルを室内に干したりして室内の湿度を上げるのがおすすめです。
マスクを着用する
咳を和らげるにはマスクの着用もおすすめです。吐いた息に含まれる水分がマスクの内側の湿度を上げて、喉を保湿してくれます。
ただし2歳未満の子どもは、窒息や夏場は熱中症のリスクが高まるため、マスクの着用を避けてください。
喉をあたためる
喉が冷えると喉や気管の粘膜が敏感になって咳が出やすくなります。ネックウォーマーを着ける、あたたかい飲み物を飲ませるなどして喉をあたためるようにしましょう。
楽な体勢で体を休める
咳に限らずマイコプラズマ肺炎自体を治すには、安静にすることが大切です。できるだけゆっくりと体を休ませるようにしましょう。
咳の症状があるときに仰向けで寝かせると、咳がよりひどくなることがあります。積んだ枕や壁に寄りかからせ、上体を少し斜めにするように起こしてあげると楽になりますよ。
マイコプラズマ肺炎のホームケアはチャットで相談
マイコプラズマ肺炎は症状がなくなるまでに時間がかかるとはいえ、なかなか治らないとホームケアの方法が正しいのか悩むこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にホームケアの悩みや症状の不安などをチャットで相談することができますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。