子どもがおたふくかぜになったらお風呂はどうする?お風呂でうつることもある?

子どもの病気


子どもがおたふくかぜにかかり腫れや発熱の症状が続くと、毎日のお風呂の対応に困ることがありますよね。こちらの記事では、子どもがおたふく風邪になったときはお風呂に入っても良いのか、気をつけるポイントなどをご紹介します。

子どものおたふくかぜの症状は?

おたふくかぜの原因であるムンプスウイルスに感染すると、下記のような症状が現れます。

  • 突然の発熱
  • 耳のすぐ下にある耳下腺、あごのえら辺りにある顎下腺、あごにある舌下腺の腫れ、痛み
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 飲み込むときの喉の痛み
  • 食欲不振
  • 耳の痛みや違和感

ほとんどの場合、1〜2週間で自然に治ります。

子どもがおたふくかぜのとき、お風呂に入ってもいいの?

おたふく風邪にかかっていて、発熱や耳下腺・顎下腺などの腫れ、痛みの症状があるときは、お風呂は控えた方が安心です。気になる場合はお湯で濡らして絞ったタオルなどで体を拭いてあげるようにしましょう。

熱が下がり腫れや痛みが引けばお風呂に入ってもかまいません。長風呂はさせず、体調に変化がないか様子を見ながら入らせるようにしましょう。

おたふくかぜはお風呂でうつることもある?

おたふくかぜは、感染者のくしゃみや咳に含まれるウイルスを吸い込む「飛沫感染」と、感染者が触ったものを介する「接触感染」でうつります。
お風呂で同じお湯に入ることは直接的な感染の原因にはなりません。ただしおたふくかぜの原因であるムンプスウイルスは感染力が強いため、お風呂のような狭い密室で免疫のない人が一緒に過ごすと、うつる可能性はあります

子どもがおたふくかぜでお風呂に入るときの注意点は?

ここからは、子どもがおたふくかぜにかかっていてお風呂に入る際の注意点を説明します。

症状の有無に関わらず、無理に入浴させない

発熱や腫れの症状がなくても、体調が優れずお風呂に入りたがらないようであれば、無理に入れる必要はありません。子どもの体調や気持ちを優先してあげてくださいね。

長風呂させないようにする

入浴は体力を消耗します。体調が回復するまではあまり長時間入らず、体が冷えない程度にあたたまったら早めに切り上げるようにしましょう。

湯冷めしないように気をつける

お風呂からあがったらすぐに体を拭いて髪を乾かし、湯冷めを防ぎます。お風呂からあがってすぐに寝かせると暑すぎることもあるため、少し体を冷ましてから寝かせるようにしましょう。

子どものおたふくかぜの悩みはオンライン診療でも

子どもがおたふくかぜにかかると、適切な対処法などがわからず悩むこともあるかと思います。子どもの医療アプリ「キッズドクター」なら、家にいながら診察を受け、対処法や過ごし方の相談をすることができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア