子どもが嘔吐したときの片付け方法!感染を広げないときの掃除のポイントまとめ

子どもの病気


1〜3月頃に増加する感染性胃腸炎。感染力が高く、あらゆる年代の人がかかります。家庭内での感染を防ぐには、どのようにしたらよいのでしょうか。この記事では、感染を広げないための嘔吐物の片付け方のポイントや注意点をまとめました。

子どもの嘔吐物は片付け方に注意!

子どもが急に嘔吐すると、焦ってしまいますよね。しかし嘔吐の原因がノロウイルスなどによる感染性胃腸炎だった場合、慌てて片づけると家庭内で感染を広げてしまうこともあります。感染性胃腸炎は片づけるときに嘔吐物から飛散したウイルスを吸い込むと感染してしまうので、注意して片付ける必要があります。

子どもの嘔吐物の片付け方手順まとめ

子どもが嘔吐したときの片付け方の手順は、以下の通りです。

準備するもの

  • 使い捨てマスク
  • 使い捨て手袋
  • 消毒剤(塩素系漂白剤を50~100倍に薄めたもの)
  • 大きめのビニール袋(廃棄用)
  • ぞうきん(古い布、ペーパータオルなども可)


1.消毒剤を作る

感染性胃腸炎を引き起こすウイルスにはアルコール消毒剤が効かないので、家庭用の塩素系漂白剤で消毒剤を作りましょう。消毒剤の詳しい作り方は下記の記事にまとめています。

2.使い捨てのマスクや手袋をつける

皮膚とマスクや手袋の間に隙間ができないように、しっかり身につけましょう。

3.嘔吐物を拭き取る

嘔吐物の上に消毒液を浸したぞうきんをかぶせて、周りから中心にかけて静かにつまむように拭き取ります。

1度使ったぞうきんは使い回さず廃棄します。廃棄用に消毒液をいれた大きめのビニール袋を用意して、そのなかに浸すようにしておきましょう。

4.消毒する

嘔吐物が見えなくなるまで拭き取ったら、新しいぞうきんを消毒液に浸して再度拭いてください。こするとウイルスが飛び散るので、そっと拭くようにしましょう。嘔吐物のあった場所だけでなく、その周り(半径2m以内程度)も拭くと安心です。

拭き終えたらこのぞうきんも廃棄用のビニール袋にいれましょう。

5.水拭きをする

消毒液で拭いた後は、また別のぞうきんで水拭きを行います。拭き終えたらこのぞうきんも廃棄用のビニール袋にいれます。

6.使ったものを廃棄する

使用したぞうきんをいれた袋のなかにマスクと手袋もいれ、隙間がないようにしっかりとしばりましょう。この袋はなるべく早く捨ててください。

7.手を洗う

処理が終わったら、石鹸を使って手をよく洗ってください。爪の隙間や手首の方までしっかり洗いましょう。

8.換気する

窓を大きく開けて換気し、ウイルスが部屋に残らないようにしましょう。換気扇があるときは、換気扇を運転させてください。

子どもの嘔吐物を掃除するときの注意点

感染性胃腸炎の家庭内感染を防ぐために、子どもの嘔吐物を掃除するときの注意点をまとめました。

マスク・手袋を必ずつける

必ずマスクと手袋を身につけましょう。ゴーグルや眼鏡を着用するとよりいいです。

消毒液はアルコールでなく塩素系漂白剤を使う

感染性胃腸炎を引き起こすウイルスにはアルコール消毒が効きません。消毒をするときは必ず、塩素系漂白剤を薄めたものを使ってください。

塩素系漂白剤は薄めて使う

塩素系漂白剤を嘔吐物に直接かけると、酸性の嘔吐物と反応して有毒ガスが発生することがあります。塩素系漂白剤は必ず水で薄めたものを使ってください

掃除している部屋に兄弟が来ないようにする

ママやパパが掃除をしていると、気になって兄弟が様子を見にくるかもしれません。嘔吐物を掃除しているときはどんなに気を付けていても飛沫が発生します。その飛沫を吸い込むと感染してしまうので、掃除している部屋には子どもを近づけないほうがいいでしょう。

子どもの嘔吐は早めの受診を

感染性胃腸炎で嘔吐がひどい場合は、早めに病院を受診しましょう。とはいえ吐いている子どもを病院につれていくのは、子どももママパパも大変ですよね。そんなときはオンライン診療を利用するのも一つの方法です。子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療なら全国どこからでも受診でき、医師が必要と判断した場合は薬の処方もしてもらえます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 看護師 森 真也香
小児救急受け入れ可能な救命救急センターにて勤務し、命の重さと向き合いながら、トリアージや小児救急の大切さ、家族看護を学ぶ。BLS,ICLS 取得。その後緩和ケア病棟にて命の尊さを強く感じ、徹底的に寄り添い看護を実施する。現在はキッズドクターオペレーションマネージャーとして、安全でより良い医療を提供できるようスタッフに寄り添い対応を伝えている。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア