子どもの鼻血は予防できる?出にくくする方法は?

子どもの病気


急に鼻血が出ると子どもが驚いてしまったり、服や布団が汚れたりすることもあるので、できるだけ予防したいですよね。そこでこの記事では、子どもの鼻血は予防できるのかや鼻血を出にくくする方法などをご紹介します。

子どもの鼻血の原因は?

子どもの鼻血の原因で多いのは、鼻の触りすぎです。子どもの鼻の粘膜は薄いので、ちょっとした刺激で傷ついて出血してしまいます。また風邪やアレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜のバリア機能が低下することでも鼻血が出やすくなります。

子どもの鼻血は予防できる?

子どもの鼻血を完全に予防することは難しいです。ただ鼻の粘膜を傷つけないようにすることで、ある程度は予防できます。子どもの鼻血の具体的な予防方法は、次の章で詳しくご紹介します。

子どもの鼻血を出にくくする方法は?

ここからは子どもの鼻血を出にくくする方法をご紹介します。

鼻の疾患がある場合は受診しておく

鼻血を出にくくするために大切なのは、鼻への刺激を避けることです。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻の疾患があると、痒みや違和感から鼻を触ってしまいがちです。そのため鼻の疾患がある場合は、一度小児科や耳鼻科を受診して治療の必要性などを相談してみてください

鼻の粘膜の乾燥を防ぐ

鼻の粘膜が乾燥すると、バリア機能が低下して出血しやすくなります。部屋の湿度が50~60%くらいになるように加湿する、子どもが嫌がらなければマスクを着用させるといった対策をとりましょう

やさしく鼻をかむ

鼻をかむときに力み過ぎると、鼻の中の血管が破れて鼻血が出ることがあります。そっとやさしく鼻をかませるようにしましょう

爪を短く切る

痒みを我慢できなかったり、なんとなく気になったりして鼻を触ったときに粘膜が傷ついて鼻血が出ないように、爪は短く切っておきましょう

子どもの鼻血の相談はオンラインでも

どれだけ予防をしていても、子どもが鼻血を出してしまって対処法や受診のタイミングなどで悩むこともあるかもしれません。子どもの鼻血で困ったときは、小児に特化した医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談したり、自宅にいながらビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。看護師へのチャット相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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