突発性発疹の水分補給のポイントやおすすめの飲み物は?嫌がる・飲まないときはどうする?

子どもの病気


突発性発疹では高熱が続き脱水を起こしやすくなるため、適切な方法で水分補給を行うことが重要です。そこでこの記事では、突発性発疹のときの水分補給のポイントや、水分を嫌がったり寝ていたりするときの対処法などをご紹介します。

突発性発疹とは?

突発性発疹は、2歳までにほぼ全員が感染するとされているウイルス性の感染症です。原因ウイルスはヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)またはヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)で、感染すると38度以上の高熱が3~4日ほど続きます。その後、解熱とともにお腹や背中、顔などに発疹があらわれますが、かゆみはなく3日ほどで自然に治ります。

突発性発疹のときは水分補給が大切!水分補給のポイントは?

突発性発疹のときは高熱が続いたり下痢を起こしたりすることがあるため、脱水に気をつけなくてはいけません。脱水を防ぐためには水分補給を行うことが大切ですが、一度に大量の水分を摂取すると胃腸に負担をかけてしまいます。そのため水分補給は少量ずつこまめに行うようにしましょう。

突発性発疹のときにおすすめの飲み物は?

お茶や湯冷まし、ジュースなど、子どもが飲めるものなら基本的に何を与えてもかまいません。迷うときには、塩分や糖分が摂取できる乳幼児用のイオン飲料や経口補水液がおすすめです。授乳中の子どもには、ミルクや母乳を与えてあげましょう。

ただし下痢をしているときは、胃腸に負担がかかる牛乳や柑橘系のジュースは避けたほうが安心です。

突発性発疹で水分を嫌がるときはどうする?

突発性発疹で高熱が出ると機嫌が悪くなり、水分補給を嫌がることがあります。そんなときは、飲み物ではなくゼリーやシャーベット、りんごなど、水分を多く含む食べ物を与えてあげるのもひとつの方法です。

また高熱があるときは、解熱剤を服用することでつらさが和らぎ水分を摂ってくれるようになることがあります。熱が高く、機嫌が悪かったり元気がなかったりして水分を嫌がるときは、解熱剤の使用も検討してみるといいでしょう。

突発性発疹時は寝ているときでも水分補給させたほうがいい?

起きている間にしっかり水分が摂れていれば、寝ているときにわざわざ起こして水分補給をさせる必要はありません。ただ口の中や唇が渇いているときは脱水を起こす可能性があるので、途中で水分を補給してあげたほうがいいでしょう。水分補給ができずぐったりした状態で長時間寝ているような場合には、早めに病院を受診してください。

突発性発疹のホームケアに悩んだら…

突発性発疹は軽症で済むことが多いものの、初めての発熱だったりうまく水分補給ができなかったりすると心配になりますよね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談でき、ホームケアのポイントや受診の目安などのアドバイスをもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。

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