子どもの溶連菌感染症がすぐに再発!原因や対処法は?
子どもは溶連菌感染症の症状が治まったすぐあとに、再度溶連菌に感染することがあります。この記事では、溶連菌感染症がすぐに再発する原因と対処法をご紹介します。
溶連菌感染症とは?
溶連菌感染症は、子どもに多くみられる感染症の一つです。感染すると喉の痛みや腫れ、咳、発熱など風邪とよく似た症状のほか、舌の赤いブツブツや全身の細かい発疹が表れることがあります。
子どもの溶連菌がすぐに再発!原因は?
子どもの溶連菌感染症は抗生剤の服用により1~2日で症状が軽快します。ただ溶連菌が体の中から完全にいなくなったわけではないので、ここで抗生剤の服用をやめてしまうと再発したり合併症を起こしたりすることがあります。抗生剤は処方された分を飲みきることが大切です。
また最後まで抗生剤を飲み切ったにもかかわらず溶連菌がすぐに再発したときは、違う型の溶連菌に感染した可能性があります。通常は細菌に感染すると抗体ができるため、すぐに同じ細菌に感染することはあまりありません。ただ溶連菌はいくつか型があるため、一度感染した直後でも再度感染することがあります。
子どもの溶連菌がすぐに再発したときの受診の目安は?
溶連菌感染症がすぐに再発したときは、もう一度治療するのが安心です。抗生剤の服用を自己判断でやめたあとに発熱したときや、抗生剤を飲み切った場合でも発熱や舌のブツブツなど溶連菌感染症を疑う症状が表れたときは、早めに病院を受診してください。
子どもの溶連菌がすぐに再発したときの対処法は?
子どもの溶連菌が再発したときは、以下の対処法を参考にしながらしっかりホームケアを行ってあげましょう。
抗生剤を服用する
溶連菌がすぐに再発したときは、症状を和らげたり合併症のリスクを下げたりするためにも、再度抗生剤を服用しましょう。症状が軽快しても服用をやめずに、用法用量を守って最後まで飲み切るようにしてください。最初に感染したときの抗生剤が残っている場合でも、自己判断での服用は避け医師に相談しましょう。
喉に刺激を与える食事は避ける
溶連菌に感染すると喉が痛くなることが多いので、食事に注意が必要です。喉に刺激を与えるすっぱいものや熱いもの、からいものは避けましょう。ゼリーやヨーグルト、プリン、茶碗蒸しなど喉越しがよいものがおすすめです。食欲がある場合は、おかゆやうどんなど消化によいものを与えてあげてください。
こまめに水分補給をする
発熱が続くと脱水を起こしやすくなります。麦茶や湯冷まし、乳幼児用イオン飲料、経口補水液などでこまめに水分補給を行うようにしましょう。炭酸飲料や酸味の強い柑橘系のジュースは喉に刺激を与えるので、避けたほうが安心です。
部屋を加湿する
部屋が乾燥していると、喉の痛みや咳が悪化することがあります。部屋の湿度が50~60%になるように加湿器などで加湿しましょう。加湿器がない場合は、洗濯物や濡らしたタオルを干すことでも湿度を高められます。
溶連菌感染症がなかなか治らないときは再受診を
抗生剤を2日以上服用しても症状が改善されない場合は、再受診するのがいいでしょう。受診の目安に悩んだときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談が便利です。看護師にチャットで相談し、個別のアドバイスをもらうことが駅ます。利用は3ヶ月に3回まで無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。