子どもが嘔吐したときの水分の摂らせ方!おすすめの飲み物は?
子どもが嘔吐するときは、脱水に注意が必要です。しかしいざ自分の子どもが嘔吐していると「どうやって水分を摂らせていいかわからない」と悩む人も多くいるかと思います。そこで今回は、子どもが嘔吐したときの水分の摂らせ方や、おすすめの飲み物などをご紹介します。
子どもが嘔吐する原因は?
子どもはストレスや食べ過ぎなどでも嘔吐することがありますが、とくに気をつけたいのはロタウイルスやノロウイルスなどによって引き起こされる感染性胃腸炎による嘔吐です。感染性胃腸炎では嘔吐や下痢を繰り返すことで脱水が起こりやすくなるため、適切な方法で水分を補給してあげる必要があります。
子どもが嘔吐するときの水分の摂らせ方!
子どもが嘔吐したときはまず30分ほど胃を休ませ、その後様子を見ながら少量ずつ水分を摂らせていきましょう。ここからは嘔吐後の水分の摂らせ方を時系列でご紹介します。
① 嘔吐直後は胃を休ませる
嘔吐直後は胃が飲み物を受け付けられない状態なので、水分を摂取させても再度嘔吐してしまう可能性があります。そのため嘔吐から30分ほどは水分の摂取を控え、胃を休ませてあげましょう。
② 30分ほど経ったらティースプーン1杯程度の水分を摂らせる
嘔吐から30分ほど経ち症状が落ち着いてきたら、ティースプーン1杯程度の水分を飲ませてみましょう。
③ 5~10分おきにティースプーン1杯程度の水分を摂らせる
しばらくしても嘔吐が起きなければ、同様にティースプーン1杯程度の水分を5~10分おきに繰り返し摂取させます。
④ 水分の量を少しずつ増やしていく
少量の水分を何度か摂取しても嘔吐が起きなければ、間隔を30分ほどあけ、1回に飲む量をティースプーン7〜10杯程度に増やしてみてください。その際コップやストローマグを使うと、勢いよく飲んで再び嘔吐してしまうことがあります。症状が改善するまではスプーンで少しずつ飲ませてあげてくださいね。
子どもが嘔吐するときにおすすめの飲み物は?
子どもが嘔吐するときには、脱水を防ぐために水分と塩分が摂取できる以下のような飲み物がおすすめです。
- 経口補水液
- 薄めたジュース(柑橘系以外)
- みそ汁の上澄み、野菜スープ
子どもが嘔吐するときに避けたい飲み物は?
炭酸飲料、酸味が強いみかんやオレンジなど柑橘系のジュースは、嘔吐を誘発することがあるため避けたほうがいいでしょう。また糖分を多く含む飲み物は下痢症状を悪化させることがあるので、胃腸炎が疑われる場合は薄めてあげると安心です。
子どもが水分を摂ると嘔吐を繰り返すときはどうする?
胃を休ませてから少量の水分を摂らせても、半日以上嘔吐を繰り返すときは病院を受診しましょう。そのほか以下の症状がみられるときも早めに病院を受診してください。
- 熱や下痢などの症状がある
- 機嫌が悪い時間が続いている
- 口の中や唇が渇いていて尿量が少ない
- 泣いても涙が出ない
- ぐったりしている
- 激しい腹痛がある
- 吐物の色や臭いに異常がある(緑色、赤色、コーヒー色、苦そうな臭いなど)
子どもの嘔吐は早めの受診を
子どもは大人よりも脱水を起こしやすいため、水分が摂取できない場合は早めに病院を受診しましょう。とはいえ嘔吐が続いていると、なかなか外出できないこともありますよね。緊急性がない場合はオンライン診療を受診するのもひとつの方法です。子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療なら、子どもの対応に慣れた医師が診察してくれますよ。困ったときは検討してみてくださいね。