子どもの虫刺されを予防する方法は?虫除け対策4選

子どもの病気


夏に気をつけたい子どもの虫刺され。痒みや痛みを伴うので、できるだけ予防してあげたいですよね。そこでこの記事では、子どもの虫除け対策をご紹介します。

子どもが虫に刺されるとどうなる?

子どもが虫に刺されると主に下記のような症状があらわれます。

  • 痒み
  • 痛み
  • 発赤、腫れ
  • 水ぶくれ  など


適切にケアをすれば1~2週間以内に改善する場合がほとんどですが、ハチのような毒性の強い虫に刺されると、じんましんや呼吸困難などの全身症状があらわれることもあります。

虫刺されは予防が大切!

虫刺されでは先述のような症状があらわれるだけでなく、ひどくなると「とびひ」などの感染症を引き起こすこともあるため、子どもが虫に刺されないようにしっかり予防することが大切です。また稀ではありますが、ウイルスを持った蚊に刺されるとジカ熱やデング熱といった病気に感染するおそれもあるので注意しましょう。

子どもの虫除け対策4選

ここからは子どもの虫除け対策をご紹介します。

肌の露出を減らす

蚊やブユ、ダニなどの虫は肌の露出している部分を刺してくることが多いので、虫が多くいる場所へ行くときや屋外で長い時間過ごすときは、長袖・長ズボンを着用し、素足でサンダルを履かないようにしましょう。

暑い時期は熱中症のリスクもあるので、通気性のよい綿100%や麻の素材の服がおすすめです。またツバの広い帽子をかぶると頭や顔を保護できます

虫除け剤を使う

首筋など衣服で覆えない部分には虫除け剤を使用するとよいでしょう。ただし「ディート」を含む虫除け剤は生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使えません。対象年齢を確認し、用法用量を守って使うようにしてください。日焼け止めを併用する場合は、先に日焼け止めを塗ってから虫除け剤を使うのが効果的です。

薄い色の衣服を選ぶ

ハチや蚊は黒や紺など濃い色を好むとされています。そのため虫が多い場所では白やベージュなど、できるだけ薄い色の服を着るとよいでしょう。髪の黒色に惹かれて頭にも虫が寄ってきやすいので薄い色の帽子をかぶると安心です。

虫を発生させないようにする

虫をできるだけ発生させないようにすることも大切です。蚊は水がある場所を好むので、バケツや植木鉢の皿など家の周りにある水たまりをなくしておきましょう。またダニは高温多湿の環境で発生しやすくなります。換気をしたり布団を干したりしてダニの発生を抑えましょう

虫刺されの相談はオンラインでも

どれだけ対策をしていても虫に刺されてしまうこともあるかと思います。虫刺されの症状で悩んだり病院へ行くべきか迷ったりしたときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりすることができますよ。オンライン診療では医師が必要と判断した場合に薬が処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 小林揚子
日本小児科学会認定小児科専門医。2017年東北大学医学部卒業。亀田総合病院にて初期研修を修了。国立成育医療研究センターにて小児科後期研修を行い、地域医療・1-3次救急など様々な場面で小児の診療にあたる。2022年より国立精神・神経医療研究センター病院脳神経小児科に勤務。1児の母。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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