子どもの咳が止まらないときの対処法は?緩和するためのケア方法6選

子どもの病気


子どもの咳が止まらないとき、少しでも和らげて楽にしてあげたいと思いますよね。こちらの記事では、咳を緩和する方法や咳が止まらないときの受診の目安をご紹介します。

子どもの咳が止まらない!緩和するための対処法6選

子どもの咳が止まらずにつらそうなときは、次のような方法を試してみてください。症状が少し和らぐことがあります。

水分補給をする

喉や気管が乾燥すると、ウイルスや細菌の侵入を防ぐバリア機能が弱まり、ホコリや寒暖差など少しの刺激にも反応して咳が出やすくなります。咳が出ているときは、こまめに水分補給をして喉を潤すことが大切です。

喉をあたためる

喉が冷えると喉や気管の粘膜が敏感になって咳が出やすくなります。ネックウォーマーをつける、あたたかい飲み物を飲ませるなどして喉をあたためるようにしましょう。あたたかい飲み物を飲ませる際、子どもが1歳以上であれば飲み物にはちみつを入れるのもおすすめです。ただし子どもが1歳未満の場合は「乳児ボツリヌス症」にかかる危険性があるため与えないようにしてください

部屋を加湿する

部屋が乾燥していると喉や気管が乾燥して咳が出やすくなるため、加湿器を使う、洗濯物を室内干しする、やかんでお湯をわかすなどして室内を加湿するようにしましょう。

部屋をあたためる

部屋が寒いと冷えた空気が刺激となり、喉や気管が敏感に反応して咳が出やすくなるので、部屋をあたためましょう。エアコンを使うと空気が乾燥しやすいため、加湿器とエアコンを併用してあたためる、床暖房を使用するなどして、湿度と室温の両方を保つように意識しましょう。

部屋を清潔に保つ

ホコリやダニなどによる刺激は咳の原因となります。部屋の隅のホコリをとる、エアコンのフィルターは定期的に掃除するなどして、部屋をできるだけ清潔に保つのが良いでしょう。

背中を優しくトントンとたたく

咳き込んで苦しそうなときは、背中を軽くトントンとたたいてあげると咳や痰が出やすくなり、楽になることがあります。

子どもの咳が止まらないときの受診の目安は?

子どもが咳をしていても、体調がいつもどおりで食欲があれば様子を見てもかまいません。ただし他の症状がなく咳だけが2週間以上続く場合は、アレルギーや他の病気の可能性もあるため受診するのが良いでしょう。

また咳をしているときに下記のような症状がある場合はすぐに受診するようにしてください。
・ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がある
・犬が吠えるような響き方の咳
・咳と共に嘔吐し、その後も咳が止まらない
・顔色が悪くぐったりしている

子どもの咳はオンライン診療でも

子どもの咳が続いてつらそうなとき、少しでも楽にしてあげたい、医師に診てもらって薬を出してほしい、ということがあるかと思います。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら家にいながら診察を受けられるので、体調が優れない子どもを外に連れ出す必要もなく、他の病気への感染リスクもありません。また夜に咳がひどくなって診てもらいたいときも受診可能なので安心です。症状を診て医師が必要と判断した場合は薬の処方をしてもらったり、症状を緩和するホームケアを教えてもらったりすることもできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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