子どもが溶連菌に感染したら、家族は仕事を出勤停止になる?隔離期間は?
子どもが溶連菌に感染すると保育園や小学校を休むことになりますが、ママやパパも仕事を休まなければならない期間が決まっているのでしょうか?ここでは、子どもが溶連菌に感染したら家族が出勤停止になるのかや、仕事を休む期間などをご紹介します。
溶連菌感染症とは?大人も感染することがある?
溶連菌感染症は「A群溶血性連鎖球菌」という細菌が引き起こす感染症です。子どもが感染しやすいイメージがありますが、大人も感染します。
主な症状は、のどの痛みや腫れ、発熱などの風邪のような症状のほか、舌に赤いブツブツができたり、発疹が出たりすることもあります。
子どもが溶連菌に感染!家族は仕事を出勤停止になる?
子どもの場合、溶連菌に感染したときの出席停止日数や目安が決まっています。しかし社会人に関しては溶連菌に感染した場合の出勤停止日数などは特に定められていません。そのため子どもが溶連菌に感染しても、ママやパパは会社に出勤しても問題はありません。
しかしもしママ・パパが子どもから溶連菌をもらっていた場合、他の人にうつしてしまうリスクもあります。体調に不安がある場合は休む、出勤する場合はマスクを着用するなど、感染対策のための配慮は行いたいですね。また念のため会社に報告したり、就業規則を確認したりすると安心です。
子どもが溶連菌に感染したら、仕事は何日休む?
前述のとおり、子どもが溶連菌に感染しても家族は出勤停止や出席停止にはなりません。とはいえ子どもが溶連菌に感染すると、ママ・パパは看病のために仕事を休む場合がありますよね。
学校安全保健法では、溶連菌に感染した場合「適切な抗菌薬による治療開始後24時間を経て全身状態が良ければ登校可能」と定められています。溶連菌は抗生剤を服用してから24時間経つと感染力がなくなり、1~2日で症状が治まります。そのため看病しようとすると、少なくとも受診した日と翌日の2日間程度は仕事を休むことになるでしょう。
子どもが溶連菌に感染したときの家族の隔離期間は?
子どもが溶連菌に感染しても、家族の隔離期間は定められておらず、外出も可能です。しかし前述の通り感染していたら周りにうつすリスクがあるので、慎重に行動しましょう。
子どもが溶連菌に感染したときに家族が気を付けることは?
溶連菌は感染力が強く、感染者の咳やくしゃみに含まれる飛沫を吸い込んだり、感染者の飛沫がついたものに触れたりすることで感染が広がります。子どもを看病するママ・パパが感染しないためには、下記のような基本的な感染症対策を行うことが大切です。
- こまめに手洗い・うがいをする
- マスクをつけて看病する
- 子どもが触れるものにアルコール消毒をする
- 食器やタオルを使い回さない
溶連菌のホームケアに悩んだら…
子どもが溶連菌に感染すると、短くても2日程度は自宅療養しなければなりません。また溶連菌の場合は症状が治まった後も抗生剤の服用が続き、ケア方法に迷うこともあると思います。不安なことがあるときは、医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談でき、ホームケアや受診の目安などについて個別のアドバイスをもらうことができます。チャットは3ヶ月に3回まで無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。