子どもの頭痛への対処法は?痛みを緩和するために家庭でできること

子どもの病気


子どもが頭痛を訴えているとき、家庭で少しでも楽にしてあげられると良いですよね。こちらの記事では家庭でできる頭痛の対処法をご紹介します。

子どもの頭痛の原因と特徴は?

頭痛は大人がなるイメージが強いかもしれませんが、子どもも頭痛を感じることはあります。頭痛は原因によってさまざまな種類がありますが、子どもの頭痛で多いのは「片頭痛」と「緊張型頭痛」の2つです。それぞれ原因や特徴を説明します。

片頭痛

頭の側面の片側または両側にズキズキと脈打つような痛みを感じます。頭痛とともに吐き気や嘔吐を伴うことが多く、普段は気にならない光・音・匂いに敏感になるなどの症状が現れることがあります。また頭痛が起こる前には、目の前がぼやけたりキラキラしたりすることがあります。睡眠不足、天候の変化、空腹、光や音などの刺激、ストレスなどがきっかけで起こります。

緊張型頭痛

頭の両側に締め付けられるような重い痛みがダラダラと続きます。緊張や不安などのストレス、首や肩の凝り、目の疲れなどがきっかけで起こることが多く、幼児期よりも思春期に多いとされています。

子どもの頭痛を緩和するための対処法は?

ここからは子どもの頭痛を緩和するためにできる対処法をご紹介します。

暗くて静かな部屋で安静にする

光、音、匂いなどの刺激は、片頭痛を引き起こしたり悪化させたりすることがあります。痛みが強いときはできるだけ暗くて静かな部屋で横になり、ゆっくりと過ごすようにしましょう。

患部を冷やす(片頭痛の場合)

片頭痛の場合は、保冷剤を巻いたタオルや氷枕、濡らして冷やしたタオルなどで痛い部分を冷やすと、痛みが和らぐことがあります。

体をあたためる(緊張型頭痛の場合)

緊張型頭痛は、首や肩の凝りによって血流が悪くなることで起こります。血流を良くするためにお風呂に浸かる、首や肩に蒸しタオルを当てるなどして体をあたためるのがおすすめです。

スマホやテレビ、ゲームの使用時間を控える

片頭痛のときにスマホやテレビの強い光を見ると、刺激に過敏に反応して疲れたり症状が悪化したりすることがあります痛みがあるときは、スマホ、テレビ、ゲームなどの使用を控えましょう。
また頭痛予防のためにも、テレビを観る時間に制限をつける、夜寝る前にスマホは見ない、寝室にスマホを持ち込まないなど、普段からルールを作るのがおすすめです。

睡眠時間をしっかりとる

片頭痛の引き金のひとつが睡眠不足です。睡眠時間を1時間多くすることで頭痛が改善した例もあります。頭痛のを発症しているときはもちろん普段から睡眠時間をしっかりとるように意識しましょう。睡眠時間を確保するためにも、早寝早起きをして生活リズムを整えられるといいですね

子どもの話を聞く

いつもと違う環境や緊張する場面に遭遇する、不安や心配事があるなどのストレスが、頭痛に繋がることがあります。その場合、ゆっくりと話を聞いて受け止めてあげるだけで楽になることも。無理をさせ過ぎず、安心して過ごせる時間を作ってあげられると良いですね。

子どもの頭痛の悩みはオンライン診療でも

子どもが頭痛を訴えているとき、つらそうだけど頭痛だけで病院に連れて行く必要があるのかと悩むこともあるのではないでしょうか。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながら診察を受け、症状や対処法に関して小さな不安でも相談することができます。医師が必要と判断した際は薬の処方をしてもらうこともできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア