子どもの切り傷の受診目安は?何科を受診する?

子どものケガ


子どもに切り傷ができると「病院に行ったほうがいいのかな?」と悩むこともあるかと思います。そこでこの記事では、子どもの切り傷の受診目安や何科を受診すればいいのかをご紹介します。

切り傷とは?どんなときにできる?

切り傷は、鋭利なもので皮膚が傷つけられてできるケガです。ハサミ、カッター、包丁といった刃物のほか、ガラスの破片や紙のふちに触れたときにできることもあります。
特に子どもは好奇心旺盛で危険を認識しづらいので、予期せず切り傷ができることも珍しくありません。

子どもの切り傷で病院を受診する目安は?

血がすぐに止まるような浅い切り傷であれば、基本的に急いで受診する必要はありませんが、下記の項目に当てはまるときは細菌感染を起こしたり傷跡が残ったりすることもあるため、すぐに病院を受診しましょう。夜間や休日は救急病院を受診してください。

  • 傷が明らかに深い、範囲が広い
  • 出血がなかなか止まらない
  • ガラスなどが傷口に入り込んでいる可能性がある
  • 傷口から膿が出たり、腫れたりしている など


ケガをした直後は上記のような症状がなくても、しばらくして「なかなか傷口が治らない」「傷跡が残りそう」など少しでも気になることがあれば、受診しましょう。

切り傷から血が止まらないときは救急車を呼んで良い?

大量に出血していて止血をしても血が止まらないときや、顔色が悪い、ぐったりしているといった症状があるときは緊急性が高い状態です。傷口を押さえて止血を続けながら、すぐに救急車を呼んでください

子どもの切り傷は何科を受診する?

子どもの切り傷では、皮膚科や外科を受診しましょう。傷がそれほど深くない場合は、まずかかりつけの小児科を受診して問題ありません。
傷跡をできるだけきれいに治したい場合は、形成外科を受診するのもいいでしょう。

子どもの切り傷の相談はオンラインでも

切り傷と一口にいっても、傷の程度やケガをした状況はさまざまなので、受診のタイミングに悩むこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。個別チャットで看護師に受診の目安などを相談したり、自宅にいながらビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときは、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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