子どものあせもに保湿は必要?かゆみを抑える保湿ケアのポイントは?

子どもの病気


あせもはかゆみや痛みを伴うだけでなく、悪化すると細菌感染を起こすこともあるので、予防や適切なケアが大切です。この記事では子どものあせもに保湿が必要なのかや、保湿ケアのポイントなどをご紹介します。

子どものあせもの原因は?

あせもは、汗をかいて汗の通り道である汗腺が詰まることによって起こります。子どもは大人よりも汗っかきなうえに汗腺や肌のバリア機能が未熟なため、あせもが起こりやすいです。また自分で汗を拭いたり、暑いと感じたときに服装を調整したりするのが難しいことも、子どもにあせもが多い理由です。

子どものあせもに保湿は必要なの?

あせもの予防やケアには肌の保湿が大切とされています。

先にもご説明したとおり子どもの肌はバリア機能が未熟なため、乾燥すると肌トラブルが起きやすくなります。そのため、しっかり保湿をして乾燥を防ぐことで、あせもの予防につながります。また汗をかいて皮膚についた汗が蒸発すると乾燥してさらに傷つきやすくなるので、こまめに保湿をして肌を保護してあげましょう。

子どものあせもの保湿には何を使う?

あせもの保湿には子ども用の低刺激の保湿剤を選ぶとよいでしょう。暑い時期にはべたつきが少ないクリームタイプやローションタイプの保湿剤がおすすめです。ワセリンのような軟膏タイプの保湿剤は、べたつきが強く汗腺を塞いでしまうことがあるので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。

子どものあせもを抑える保湿のポイントは?

子どもに保湿剤を塗るときは、汗や汚れを拭き取ったりシャワーで洗ったりして清潔な状態にしておくことが大切です。またお風呂あがりは特に乾燥しやすいので、汗が落ち着いた後なるべく早めに保湿剤を塗るようにしましょう。

子どものあせもはオンラインで相談

しっかり保湿をしていても繰り返しあせもができることもあるので、ママやパパは不安になるかもしれません。とはいえ病院に行くとなると、感染リスクや待ち時間などが気になりますよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。自宅にいながらスマホのビデオ通話で診察を受けられ、医師が必要と判断した場合は薬も処方されます。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 遠藤 美央
2013年 聖マリアンナ医科大学医学部を卒業。新松戸中央総合病院で初期研修後、横浜市立大学小児科へ入局。国立病院機構 横浜医療センター小児科、国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院小児科などで医長を勤め、小児救急や小児アレルギーの専門外来を担当。2022年からはクリニックでの小児一般診療、アレルギー相談、子育て外来などにも並行して従事。スポーツドクターとして横須賀市のスポーツ運営事業団体にも所属。3児の母として育児に奮闘中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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