子どもの頭痛は冷やす?温める?どちらがいいの?
頭痛が起こると冷やしたり温めたりしてケアするイメージがありますよね。こちらの記事では子どもの頭痛のケアで、冷やす・温めるのが適しているのはどんなときなのかをご紹介します。
子どもの頭痛の特徴と原因は?
子どもの頭痛にはいくつかの種類があり、原因や痛む場所、痛みの感じ方が異なります。子どもの頭痛で特に多いのが、片頭痛と緊張型頭痛です。その他に病気が原因で起こる二次性頭痛という頭痛があります。
片頭痛
頭の側面の片側または両側にズキズキと脈打つような痛みを感じ、体を動かすと痛みが強くなる頭痛です。吐き気や嘔吐、光・音・匂いに敏感になるなどの症状が現れることがあります。頭痛の前に、目の前がぼやけたりキラキラ光って見えたりする前兆がある人もいます。
睡眠不足、天候の変化、空腹、光や音などの刺激、ストレスなどによって引き起こされます。
緊張型頭痛
頭の両側に締め付けられるような重い痛みがダラダラと続く頭痛です。いつ始まっていつ終わったかがはっきりしません。ストレス、首や肩の凝り、目の疲れによって引き起こされます。片頭痛と違い、体を動かしても痛みが強くなることはありません。
二次性頭痛
二次性頭痛とは、何かしらの病気が原因で起こる頭痛のことです。なかでも多いのは、風邪やインフルエンザなどの感染症の症状として起こる頭痛です。副鼻腔炎、虫歯に伴って現れることもあります。起こるのは稀ですが、髄膜炎や脳出血、脳腫瘍など脳や神経の病気によって起こる頭痛も二次性頭痛に分類されます。原因となっている病気を治すことで頭痛も解消されます。
数週間以上頭痛が続くときや、特に朝方に頭痛が悪化したり嘔吐したりするときには、医師に相談してください。
子供の頭痛は冷やす?温める?
頭痛の対処法のひとつとして、冷やしたり温めたりするのが効果的とされています。頭痛の種類によって適切な対処法は異なるので、痛みの感じ方や他の症状を見て対応するようにしましょう。
片頭痛は冷やすのが効果的
片頭痛は脳の血管が拡張することで起こると考えられており、冷やすと痛みが軽減されることがあります。
ズキズキと脈打つような痛みを感じたら、冷やしたタオル、氷枕、ガーゼを巻いた保冷剤などで頭の痛む部分を冷やしてみましょう。
緊張型頭痛は温めるのがおすすめ
緊張型頭痛は首や肩周りなどの筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こります。血流を良くすると痛みが緩和されるので、頭全体が重く締め付けられるように痛むときは、体を温めるのがおすすめです。ゆっくりお風呂に浸かったり、肩や首に蒸しタオルを当てたりして体を温めてみましょう。また筋肉の緊張をほぐして血流を良くするために、ストレッチやマッサージ、軽い運動をするのも良いでしょう。
子どもの頭痛の悩みはオンライン診療でも
子どもが頭痛でつらそうにしているとき、少しでも緩和するために家でしてあげられることはないかと悩みますよね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」がおすすめです。家にいながら診察してもらえるので、つらそうな子どもを外に連れ出すことなく症状の不安やホームケアについて相談することができますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。