子どもがアデノウイルスに感染すると、高熱のつらさや喉の痛みなどから水分が摂れなくなることがあります。ただ脱水を防ぐためにも必ず水分補給を行わなくてはいけません。そこでこの記事では、アデノウイルス感染中に水分が摂れないときの対処法や、おすすめの飲み物などをご紹介します。

アデノウイルスとは？

アデノウイルスは、「咽頭結膜熱（プール熱）」や「流行性角結膜炎（はやり目）」など夏に子どもの間で流行する病気の原因となるウイルスです。ウイルスの種類が多いため症状も様々で、胃腸炎や扁桃炎などを引き起こすこともあります。軽症で済む場合がほとんどですが、まれに熱性けいれんや肺炎などを合併することがあるため、注意してホームケアを行いましょう。

アデノウイルスで子どもが水分を摂れないときはどうする？

アデノウイルスの種類によっては高熱や喉の痛みなどの症状が表れるため、水分が摂れなくなることがあります。コップで飲むのを嫌がる場合は、ストローやスプーンなどで少量ずつこまめに与える方法を試してみてください。

また飲み物でなくても水分補給はできるので、シャーベットやゼリー、ヨーグルト、りんごのすりおろしなど水分を多く含む食べ物を与えてあげるのもいいでしょう。

それでも十分に水分が摂れていない状態が続くと、脱水につながる恐れがあります。子どもの様子を注意深く観察し、下記の症状が見られるときはすぐに病院を受診してください。

• 元気がなく、ぐったりしている
• 口の中や唇が渇いている
• 泣いても涙が出ない
• 半日以上尿が出ていない

アデノウイルス感染中の水分補給におすすめの飲み物は？

アデノウイルスに感染していても、子どもが飲めるものであれば基本的には何を飲ませてもかまいません。ただ喉を痛がる場合には、喉にしみにくい以下のような飲み物がおすすめです。

• 麦茶
• 子ども用のイオン飲料
• 経口補水液
• 牛乳
• 冷たいスープ

アデノウイルス感染中の水分補給で避けた方がいい飲み物は？

喉の痛みが強いときは、喉にしみる柑橘系のジュースは避けるのが安心です。また炭酸飲料も刺激が強いので控えたほうがいいでしょう。

アデノウイルスのホームケアに悩んだら…

子どもがアデノウイルスに感染すると、風邪とは少し違った症状が表れることもあるので、ホームケア中に不安になることもあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」の無料相談が便利です。看護師と個別チャットでやり取りでき、ホームケア方法や受診の目安などのアドバイスをもらえますよ。困ったときは検討してみてくださいね。