子どもの熱で受診する目安とは?
子どもの病気
2024年06月07日
子どもが熱を出すと、「すぐに受診するべき?」「このまま様子をみてもいいのかな」と、受診のタイミングに悩むこともあるかと思います。そこでこの記事では、子どもの熱で受診する目安や、受診を迷うときの対処法などをご紹介します。
子どもの発熱で受診する目安は?
子どもが熱を出しても、発熱以外の症状はなく食欲があり機嫌がよければ、しばらく様子をみてもかまいません。ただし次のような症状があるときは、診療時間内に受診しましょう。
- いきなり高熱が出た
- 熱が3~4日以上続いている
- 咳や嘔吐などの症状がある
- 発疹がある
こんな症状があるときはすぐに受診を
次のような症状がある場合は、早急に受診する必要があります。夜間や休日は救急外来を受診してください。
- 水分がとれず半日以上尿が出ていない
- 呼びかけに反応せず、ぐったりしている
- 顔や唇の色が悪い
- けいれんを起こした
- 呼吸が早く、息苦しそう
- 嘔吐を繰り返している
- 呼吸が浅く、小鼻がぴくぴくしている
- 生後3ヶ月未満で発熱している
受診を迷うときはどうすればいい?
受診を迷うときは、医療アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談が便利です。小児科に詳しい看護師に無料で相談ができ、受診の目安も教えてもらえます。
また、厚生労働省では「こども医療電話相談」を実施しています。スマホや固定電話から#8000をプッシュすると医師や看護師につながり、受診のタイミングなどを相談できます。
夜間や土日に発熱したときはどうすればいい?
土日に発熱をして、先にご説明した「こんな症状があるときはすぐに受診を」にあてはまるときは、救急外来を受診してください。「緊急性は高くなさそうだけれど心配」というときには、夜間や休日も利用できるオンライン診療がおすすめです。特に子どもに特化したサービスだと安心ですよ。
子どもの熱はオンラインでも受診できます
医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療では、自宅にいながらスマホのビデオ通話で診察を受けられ、医師が必要と判断した場合は薬が処方されます。発熱はもちろん、ケガや湿疹などでの受診も可能です。子どもの熱で困ったときは検討してみてくださいね。
監修者について
監修者 |
医師
黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。