子どもの熱で受診する目安とは?

子どもの病気


子どもが熱を出すと、「すぐに受診するべき?」「このまま様子をみてもいいのかな」と、受診のタイミングに悩むこともあるかと思います。そこでこの記事では、子どもの熱で受診する目安や、受診を迷うときの対処法などをご紹介します。

子どもの発熱で受診する目安は?

子どもが熱を出しても、発熱以外の症状はなく食欲があり機嫌がよければ、しばらく様子をみてもかまいません。ただし次のような症状があるときは、診療時間内に受診しましょう。

  • いきなり高熱が出た
  • 熱が3~4日以上続いている
  • 咳や嘔吐などの症状がある
  • 発疹がある

こんな症状があるときはすぐに受診を

次のような症状がある場合は、早急に受診する必要があります。夜間や休日は救急外来を受診してください。

  • 水分がとれず半日以上尿が出ていない
  • 呼びかけに反応せず、ぐったりしている
  • 顔や唇の色が悪い
  • けいれんを起こした
  • 呼吸が早く、息苦しそう
  • 嘔吐を繰り返している
  • 呼吸が浅く、小鼻がぴくぴくしている
  • 生後3ヶ月未満で発熱している

受診を迷うときはどうすればいい?

受診を迷うときは、医療アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談が便利です。小児科に詳しい看護師に無料で相談ができ、受診の目安も教えてもらえます。

また、厚生労働省では「こども医療電話相談」を実施しています。スマホや固定電話から#8000をプッシュすると医師や看護師につながり、受診のタイミングなどを相談できます

夜間や土日に発熱したときはどうすればいい?

土日に発熱をして、先にご説明した「こんな症状があるときはすぐに受診を」にあてはまるときは、救急外来を受診してください。「緊急性は高くなさそうだけれど心配」というときには、夜間や休日も利用できるオンライン診療がおすすめです。特に子どもに特化したサービスだと安心ですよ。

子どもの熱はオンラインでも受診できます

医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療では、自宅にいながらスマホのビデオ通話で診察を受けられ、医師が必要と判断した場合は薬が処方されます。発熱はもちろん、ケガや湿疹などでの受診も可能です。子どもの熱で困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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