子どもの蕁麻疹はいつ治る?いつまで続く?

子どもの病気


子どもの蕁麻疹がなかなか治らないと心配になりますよね。そこでこの記事では、子どもの蕁麻疹はいつまで続くのかや、治らないときの受診の目安などをご紹介します。

子どもの蕁麻疹はなぜ起こる?

子どもの蕁麻疹の原因はさまざまですが、主に下記のようなことがきっかけで起こります。

  • 食べ物や薬剤などによるアレルギー
  • 青魚や肉類の摂取
  • 植物との接触
  • 虫刺され
  • 感染症
  • 摩擦や圧迫、日光などの刺激
  • 寒冷、温熱
  • 疲労やストレス  など


ただし、上記によって誰もが蕁麻疹を起こすわけではありません。また体調・気分の変化や運動の有無などさまざまな影響を受けて症状が出たり消えたりすることもあります。そのため子どもの蕁麻疹では、原因を特定できないケースも多いといわれています。

子どもの蕁麻疹はいつまで続く?

子どもの蕁麻疹がいつまで続くかは、原因がわかっているかどうかによって異なります。

原因がわかっている場合

アレルギーや虫刺されなど原因がはっきりしている「急性蕁麻疹」の場合、個々のブツブツや赤みは数十分から数時間以内に消えることが多く、新しい発疹が出てきたとしても24時間程度で治まります。消えた後に再び蕁麻疹が出ることもありますが、1ヶ月以内には起こらなくなる場合がほとんどです。急性蕁麻疹では、原因となるものをしっかり避けていれば基本的に症状は出てきません。

原因がわからない場合

原因の特定が難しい「慢性蕁麻疹」は、数ヶ月から数年にわたって症状が繰り返されることが特徴です。服薬によって症状を抑えられることが多いですが薬を止めると再び症状が出ることがあるので、一般的には長期間にわたって薬を飲み続けなくてはいけません。個人差はありますが、いずれは症状をうまくコントロールできるようになり、少しずつ薬の量を減らしていくことで薬を飲まなくても症状が出なくなるといわれています。

子どもの蕁麻疹が治らないときの受診の目安

子どもの蕁麻疹が数日経っても治らないときは原因をはっきりさせて適切な治療を受けるために、診療時間内に小児科や皮膚科を受診するのが安心です。

ただし次のような症状を伴う場合は、早急に受診する必要があります。夜間や休日は救急病院を受診しましょう。

  • 痒みが強くて眠れない
  • 全身に蕁麻疹が広がっている
  • 喉の痒みや声のかすれがある
  • 腹痛や吐き気などお腹の症状がある

子どもの蕁麻疹の受診はオンラインでも

子どもの蕁麻疹が治らないときは、早めに受診するようにしましょう。とはいえ痒みや痛みなどの症状が軽かったり、いつもと食欲や機嫌が変わらなかったりすると「わざわざ病院に連れて行く必要があるのかな」と感じるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅にいながらビデオ通話でオンライン診療を受けられ、医師が必要と判断した場合には薬が処方されます。看護師にチャットで相談することもできるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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