溶連菌感染症の子どもにおすすめの食べ物や食事方法は?
子どもが溶連菌感染症にかかると、なにを食べさせたらいいのか迷うこともあるかもしれません。そこでこの記事では、溶連菌感染症のときに避けたい食べ物やおすすめの食べ物、食事を与える際の注意点などをご紹介します。
溶連菌感染症とは?
溶連菌感染症は溶血性レンサ球菌という細菌による感染症です。子どもが感染すると、主に以下のような症状があらわれます。
- 38℃以上の発熱
- のどの強い痛み・腫れ
- 舌に赤いぶつぶつ(イチゴ舌)
- 全身の発疹
- 腹痛・嘔吐
喉の痛みや腹痛・嘔吐が続くと、食欲が落ちたり食べるのを嫌がったりすることもあります。
子どもが溶連菌感染症のときに避けたい食べ物は?
子どもが溶連菌感染症にかかったら、下記のような食べ物は避けるようにしましょう。
喉に刺激を与えるもの
喉を痛がっているときは、熱いもの、酸っぱいもの、辛いものは食べさせないようにしてください。喉に刺激を与えてしまうため、さらに痛みがひどくなることがあります。
消化が悪いもの
腹痛や嘔吐の症状が出ているときは、脂っこいもの、糖分や食物繊維が多いもの、乳製品は避けましょう。胃腸のはたらきが弱まっている状態で食べると、症状が悪化してしまいます。
柑橘系の果物
みかんやグレープフルーツなど柑橘系の果物は、喉がしみたり胃腸に負担がかかったりするので避けてください。柑橘系のジュースも嘔吐を誘発させるため、嘔吐の症状があるときはやめておきましょう。
子どもが溶連菌感染症のときにおすすめの食べ物は?
次のような食べ物は溶連菌感染症のときに食べやすく、症状を悪化させることもないのでおすすめです。
喉越しがよいもの
喉の痛みが強いときは、冷たくて喉越しがよい下記のような食べ物を試してみましょう。
- プリン
- ゼリー
- ヨーグルト
- アイスクリーム
- りんごのすりおろし
消化がよいもの
腹痛や嘔吐の症状が続いているときは、消化しやすく胃腸への負担が少ないものを食べさせてください。
- おかゆ
- うどん
- 食パン
- りんご
- バナナ
- 野菜スープ(喉の痛みも伴っているときは冷ましてから)
子どもが溶連菌感染症のときの食事の注意点は?
溶連菌感染症のときの食事の注意点として、以下のポイントに気をつけてくださいね。
食欲がないときは無理に食べさせない
喉の痛みや腫れ、腹痛や嘔吐などで子どもが食欲不振になったときは、無理に食事をさせる必要はありません。栄養面が気になるかもしれませんが、症状が落ち着くにつれて自然と食欲も戻ることがほとんどです。
水分補給をこまめにする
食欲がないときでも、水分補給は必ず行うようにしてください。脱水の予防になるほか、喉がうるおうことで痛みや腫れも緩和されます。水やお茶、子ども用のイオン飲料、ジュースなど子どもが飲みたがるものを与えてかまいせんが、牛乳や柑橘系のジュースは避けるのが安心です。
少量を何回かに分けて食べさせる
喉が痛いときは飲み込むのがつらく、食事のペースが落ちることが多いです。また腹痛や嘔吐の症状があるときは、一度の食事で普段どおりの量を食べると胃腸に負担がかかってしまいます。食事の時間を1日何回かに分けて、少量ずつ食べさせてあげてくださいね。
溶連菌のホームケアに悩んだら…
溶連菌感染症の症状のあらわれ方や程度は子どもによって違うため、何を食べさせたらいいのか、家でどのように過ごしたらいいのかなど悩むこともあるかもしれません。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に無料で相談でき、食事やホームケアのポイント、受診の目安などのアドバイスをもらえます。相談は個別チャットで手軽に行えるので、困ったときはぜひ検討してみてくださいね。