手足口病は大人も感染する?仕事は何日休む?出勤停止になるの?
夏に流行しやすい感染症のひとつである「手足口病」。この記事では、手足口病は大人も感染するのかや、感染したら仕事を出勤停止になるのか、休む日数などをご紹介します。
手足口病とは?
手足口病は夏に流行る感染症で、いわゆる「夏風邪」のひとつです。特徴的な症状は水ぶくれのような2~3ミリの発疹で、口の中、手のひら、足裏や足の甲に現れます。熱が出ることは少なく、発熱したとしても37〜38度ほどの微熱程度で治まることがほとんどです。安静にしていれば数日で治まりますが、まれに髄膜炎や脳炎・心筋炎が起こり重症化することもあるので、経過を観察することが大切です。
手足口病は大人も感染する?
手足口病は子どもだけでなく、大人も感染します。大人が感染する場合、子どもが感染して、家庭内でうつってしまうケースがほとんどです。
大人の手足口病の症状は?
大人が手足口病に感染すると、子どもに比べて症状が重くなる傾向があります。特に発疹の痛みが強く、足の裏に発疹が多く出ると歩けないくらい痛むことがあります。40度ほどの高熱が出たり、悪寒、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状があらわれたりすることもあります。
大人が手足口病に感染したら出勤停止になる?
手足口病に感染しても「仕事を〇日休まなければならない」という決まりはなく、出勤停止にはなりません。とはいえ発熱や発疹の痛みがあるなかで出勤するのは現実的ではないので、体調がよくなってから出勤するようにしましょう。
また手足口病は症状が治まってからも2~4週間は排泄物からウイルスが排出されるので、出勤を再開するときはいつも以上にしっかり手洗いをするなど、感染対策を行えるといいですね。
大人が手足口病になったら仕事は何日休む?
前述のように、手足口病に感染しても出勤停止にはなりません。発熱が治まり、通常の生活ができるようになれば出勤できます。
個人差はありますが、熱はだいたい1~2日程度で下がります。少なくとも1~2日間程度は会社を休むことになると考えておきましょう。もちろん熱が長引いたり発疹の痛みが強かったりする場合は、もう少し長く休む必要があります。
手足口病のホームケアに悩んだら…
手足口病に感染するとホームケアをしながら回復するのを待つことになるので、不安になることや気になることもあるかと思います。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。個別のチャット形式で、看護師に無料で相談できます。困ったときは検討してみてくださいね。