胃腸炎に感染したら、保育園は何日休む?下痢だけの場合は?
胃腸炎の症状は?
胃腸炎はウイルスや細菌の感染によって胃腸に炎症が起こる病気の総称です。ロタウイルスやノロウイルス、病原性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラなどが主な原因となります。特に冬になると感染者が増えます。
胃腸炎になると、下記のような症状が現れます。どの症状が出現するかは、感染したウイルスや細菌によって変わります。
- 腹痛
- 嘔吐
- 下痢
- 発熱
- 血便
また嘔吐や下痢が続くと脱水症状を引き起こすこともあり、こまめなケアが大切です。
胃腸炎は保育園でうつりやすいの?
ウイルスが原因で胃腸炎になった場合、症状が落ち着いた後もしばらくの間は便などからウイルスが排出され続けます。そのためトイレ後の手洗いが不十分だと、保育園で感染が広がってしまう可能性もあります。
保育園はたくさんの園児が集団で生活する場なので、日頃から子供にはしっかり手を洗うことを教えておきましょう。特に感染が流行しやすい冬場は、寒くてもこまめに手を洗うことが大切です。
胃腸炎になったら保育園は何日休む?出席停止になる?
胃腸炎は、インフルエンザのように「感染したら保育園を◯日間休まなければいけない」という明確な出席停止期間はありません。厚生労働省は「嘔吐、下痢等の症状が治まり、普段通りの食事がとれていること」を胃腸炎後の登園の目安としています。子どもの様子を見て、症状が軽快したら保育園に登園してもかまいません。
胃腸炎後の登園目安は?下痢だけの場合は?
下記のような状態になれば登園の目安です。
- 発熱がおさまり、平熱に戻った
- 腹痛やだるさなどがなく、元気になった
- 嘔吐や吐き気がおさまり、水分や食事が問題なくとれるようになった
- 水っぽい下痢がおさまり、便の回数が通常に戻った
他の症状がおさまっても、下痢はなかなか治らないこともあります。下痢は完全に治らなくても、水っぽさがおさまり回数が通常に戻ったら、一般的に登園することができます。
胃腸炎後の登園には、登園許可が必要?
胃腸炎になると、登園許可証の提出を求められることがあります。登園許可証が必要かどうかは、園や自治体によって異なります。事前に通っている保育園に確認するようにしましょう。
胃腸炎の登園許可証は、小児に対応している「キッズドクター」のオンライン診療でも発行することが可能です。登園許可証のために通院するのが大変な場合は、うまく活用してみてくださいね。
胃腸炎かなと思ったら、オンライン診療も
胃腸炎で嘔吐や下痢がひどいなか病院まで出向いて受診するのは、体調が悪い子供にとっても、病院に連れて行くママ・パパにとっても大変なことです。外出が難しそうであれば、オンライン診療で診察を受けるというのもひとつの手ですよ。子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、子どもの診察に慣れた医師が対応するので安心です。スマホがあれば利用できるので、早めの受診を検討してくださいね。