定期的に流行を繰り返す風疹。感染すると保育園を一定期間休む必要があります。そこで今回は、風疹に感染したら保育園はいつから行けるのかや、保育園で流行しやすいのかなど、風疹と保育園に関する情報をまとめました。

風疹の原因・症状は？

風疹は、風疹ウイルスが原因で発症する病気です。感染すると2〜3週間ほどの潜伏期間を経て、次のような症状が現れます。

• 発熱
• 発疹
• リンパ節の腫れ

子どもが感染しても比較的軽い症状で済むことがほとんどですが、まれに脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症が引き起こされることがあります。

風疹は保育園で流行しやすいの？

風疹は飛沫感染や接触感染で感染が広がります。手洗いやマスクの着用など基本的な感染症対策で予防することができますが、風疹の特徴的な症状である発疹が出る1週間ほど前から感染力があること、症状がなくても感染力があることから、子どもが集団で生活している保育園では気づかないうちに広まってしまうこともあります。

風疹になったら保育園は出席停止になる？

風疹は「学校保健安全法」という法律で「第二種感染症」に指定されており、出席停止期間が定められています。風疹にかかったら、一定期間保育園は出席停止になります。

風疹になったら保育園はいつから行ける？

学校保健安全法では、発疹が消失するまでは、保育園に行くことはできないと定められています。発疹のなかには風疹ウイルスが含まれていて、発疹に触れることによって感染が広がる可能性があるためです。

風疹の発疹は、3〜5日は続きます。そのため風疹になったら、発疹が出る前の体調不良期間なども考慮すると、3日〜1週間程度は保育園を休むことになるかもしれません。

風疹後の保育園で登園許可証は必要？

風疹への感染後は、登園許可証の提出を求められるケースが多いようです。ただし保育園によって方針が異なるので、事前に通っている園に確認するようにしましょう。

風疹の登園許可証は、小児に対応している「キッズドクター」のオンライン診療でも発行することが可能です。登園許可証のために通院するのが大変な場合は、うまく活用してみてくださいね。

兄弟が風疹になったら保育園には行ける？

風疹ははしかや水疱瘡ほど感染力が強い病気ではありませんが、潜伏期間が長いという特徴があり注意が必要です。本人が元気な様子であっても、念のため保育園に兄弟が風疹に感染したことを報告し、登園してもいいか相談するようにしましょう。保育園の方針に従ってください。

子どもが風疹に感染してもそこまで強い症状はあらわれませんが、妊婦さんが感染するとお腹の子どもが先天性の疾患を患う可能性があります。そのため妊娠中のママも送り迎えで立ち寄る保育園では、特に慎重に判断する必要があります。

風疹のホームケアに困ったら…

風疹には特効薬がなく、感染したら対症療法でケアしながら回復を待つことになります。ホームケアの方法に悩んだら、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャット形式で看護師に相談し、必要に応じてオンライン診療を受けることもできます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。