マイコプラズマ肺炎に感染したら保育園はいつから行ける?登園許可は必要?
子どもが感染しやすい「マイコプラズマ肺炎」。感染したら、保育園は出席停止になるのでしょうか?休む期間や登園の目安についてご紹介します。
マイコプラズマ肺炎の症状は?
マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという細菌によって引き起こされる感染症です。大人よりも子どもがかかりやすい病気で、1年中感染するリスクがありますが、冬になると感染者が増加します。
マイコプラズマ肺炎に感染すると、2〜3週間の潜伏期間を経て下記のような症状があらわれます。
- 発熱
- 倦怠感
- 頭痛
- 乾いた咳(徐々に湿った咳になることが多い)
- 喘鳴
咳は徐々に酷くなり、解熱後も数週間続きます。ほとんどが軽症で済みますが、症状が長引くと無菌性髄膜炎や脳炎、中耳炎などの合併症を引き起こすこともあります。
マイコプラズマ肺炎は保育園で感染しやすい?
マイコプラズマの感染者はほとんどが14歳以下の子どもです。風邪に比べると感染力はそこまで高くありませんが、飛沫感染や接触感染でうつります。
そのため、小さな子どもが集団で生活する保育園や幼稚園ではいつのまにか感染が広がってしまうこともあり、注意が必要です。
マイコプラズマにかかったら保育園はいつから行ける?出席停止になる?
マイコプラズマは、学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されており、「急性期は出席停止、全身状態が良ければ登校可能」とされています。
子どもの熱や激しい咳の症状がおさまるまでは、保育園は出席停止になります。個人差がありますが、だいたい1週間程度はお休みすると思っておくのがいいでしょう。咳はしつこく続きますが、症状が咳だけで元気なようであれば保育園への登園を再開してもかまいません。
ただし保育園によっては独自のルールを設けていることもあるので、事前に確認するようにしましょう。
マイコプラズマに感染したら、登園許可が必要?
マイコプラズマに感染した際に登園許可証が必要かどうかは、自治体や園の方針によります。事前に園に確認するようにしましょう。
マイコプラズマの登園許可証は、小児に対応している「キッズドクター」のオンライン診療でも発行することが可能です。登園許可証のために通院するのが大変な場合は、うまく活用してみてくださいね。
兄弟がマイコプラズマに感染したら保育園には行ける?
マイコプラズマは感染力がそこまで高くない病気です。兄弟がマイコプラズマに感染しても、症状がなく元気な子は保育園に登園してかまいません。
ただしマイコプラズマは2〜3週間もの潜伏期間があるので、様子は慎重に見ておきましょう。保育園にも兄弟がマイコプラズマに感染している旨は伝えるようにしてくださいね。
マイコプラズマを保育園に言わないのはNG!
マイコプラズマに感染したら、保育園には早めに報告するようにしましょう。登園再開後も咳の症状が残り、激しい運動は控えたほうがいいケースも多いので、きちんと伝えておくことが大切です。
マイコプラズマに感染したことを伝える際に、いつから保育園に通っていいか、登園許可証が必要かなどもあわせて確認してください。
マイコプラズマのホームケアに迷ったら…
マイコプラズマに感染すると、熱や咳などの症状が長く続きます。特に咳はしつこく続き、思うように日常生活に戻れないことも。ホームケアの方法に迷ったら、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャット形式で相談し、個別のアドバイスをもらうことができます。自宅から気軽に利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。