水いぼの治し方や対処法まとめ

子どもの病気


水いぼに感染したときは、症状を悪化させないために適切に対処することが大切です。そこでこの記事では、水いぼの治し方や家庭での対処法をご紹介します。

水いぼとは?

水いぼは7歳以下の子どもによく見られるウイルス性の皮膚疾患で、正式名称を「伝染性軟属腫」といいます。感染するとお腹や背中、手足などに丸くてツルツルした1~5mm大のイボがあらわれます。水いぼ自体には痒みや痛みといった自覚症状はほとんどありません。

水いぼの治し方は?

水いぼは特別な治療をしなくても、ウイルスに対する抗体ができることで自然に治ることがほとんどです。ただし治癒には数ヶ月から数年かかるケースもあるため、その間に広範囲にイボが広がることや、周囲への感染リスクなどを考えて治療をすることもあります。

水いぼの主な治療方法は、局所麻酔薬テープを貼って特殊なピンセットで摘み取る、液体窒素で凍らせて取るなどです。

水いぼができたときの家庭での対処法は?

ここからは水いぼができたときの家庭での対処法をご紹介します。

肌を保湿する

肌が乾燥しているとバリア機能が低下して水いぼが増えたり、水いぼの周りの肌が荒れて痒みを感じたりすることがあります。特に夏場は汗や紫外線で肌がダメージを受けやすいので、プールやお風呂の後などに保湿剤でケアするようにしましょう

周りが痒い場合は冷やす

水いぼの周りが痒いときは、冷水に浸したタオルやハンカチで包んだ保冷剤などで冷やすと楽になることがあります。掻き壊すと水いぼが別の部位に広がったり、傷口から雑菌が入ってとびひなどの感染症を引き起こしたりすることもあるので、痒みをケアすることが大切です。

痒み止め薬を使う

冷やしても痒みが引かない、子どもが冷やすのを嫌がるといった場合は、痒み止め薬を使うのもよいでしょう。市販の痒み止め薬を使う場合はステロイド無配合のものを選び、必ず用法用量を守るようにしてください。ステロイド剤が配合されているものを使うと水いぼの症状が悪化することもあるので、自己判断での使用は避けましょう。痒み止め薬を使っても痒みがおさまらない場合は、小児科や皮膚科を受診してくださいね。

爪を短く切る

痒みを和らげるケアをしても、子どもはイボが気になったり、周りのちょっとした痒みが我慢できなかったりして肌を引っ掻いてしまうことがあります。肌が傷つくのを防ぐために、爪は短く切っておきましょう

水いぼの相談はオンラインでも

水いぼは適切に対処すれば自然に治ることが多いですが、症状のあらわれ方や程度はさまざまなのでホームケア中に悩むこともあるかと思います。とはいえケア方法を相談するためだけに病院へ行くのは大変ですよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。個別チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。看護師へのチャット相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

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執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

ホームケア