手足口病で口内炎ができたとき、歯磨きはどうする?
手足口病に感染すると、口の中に水ぶくれ状の発疹が複数あらわれます。発疹が痛むと毎日の歯磨きを嫌がることもありますよね。こちらの記事では、手足口病にかかっているとき歯磨きはどうすれば良いのか、歯磨きができないときの代替案をご紹介します。
手足口病とは?
手足口病とは5歳以下の子どもでよく見られるウイルス性の感染症で、毎年夏に流行のピークを迎える「夏かぜ」の一種です。
手足口病の主な症状には下記のようなものがあります。
- 口の中、手のひら、足の裏や甲に小さな水ぶくれ状のの発疹ができる(肘や膝、おしりなどにも発疹が出現することもがある)
- 口の中が痛み、食べたり飲んだりできない
- 37〜38℃の発熱(感染者の約3分の1に見られる)
安静にしていればほとんどが数日で治りますが、稀に髄膜炎や脳炎、心筋炎を引き起こす場合があるため、しっかりと経過観察をすることが大切です。
手足口病で口内炎が…痛がるときの歯磨きはどうしたらいい?
手足口病で口の中に発疹ができているとき、歯ブラシが触れると沁みたり痛みを感じたりするため、歯磨きを嫌がることがあるかと思います。そんなときは痛みが強い数日だけであれば、無理に歯磨きをしなくても大丈夫です。
全く歯を磨かないのが気になる場合は、歯磨き粉をつけずに、歯ブラシが発疹に触れないようにしながら優しく磨きましょう。無理をせず、磨ける範囲だけでかまいません。
手足口病で歯磨きができないときの代替策は?
痛みが強く歯ブラシで歯磨きができないときは、うがいとゆすぎをさせましょう。緑茶に含まれるカテキンには抗菌作用があるため、うがい液として使用するのも良いでしょう。余裕があるときは、食事後すぐにうがいをさせるのがおすすめです。
口内が乾燥すると虫歯を引き起こしやすいため、こまめに水分補給をさせるようにしましょう。
手足口病のホームケアに悩んだら…
手足口病には特効薬がないため、感染すると安静にして回復を待つことになります。療養中に手足や口内の発疹がつらそうな子どもを見ると、少しでも楽にしてあげたいと思いますよね。子どもの医療アプリ「キッズドクター」なら看護師にチャットで相談ができるため、家にいながら症状に応じたホームケアの方法を教えてもらうこともできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。