子どものインフルエンザ感染を予防しよう!家族で取り組む対策7選

子どもの病気


感染力がとても強く、子どもの間で流行しやすいインフルエンザ。感染すると風邪よりも重い症状があらわれるので、予防することが大切です。この記事では、インフルエンザの予防方法をご紹介します。

冬は子どものインフルエンザに注意!

例年、冬にインフルエンザが流行のピークを迎えます。風邪よりも症状が重くなりやすく、子どもはまれに急性脳症や肺炎などを引き起こすこともあるため、感染しないように予防する必要があります。

子どものインフルエンザを防ぐ!予防方法7選

ここからは、子どものインフルエンザを防ぐための予防方法をご紹介します。子どもだけでなくママやパパも感染しないように、家族で取り組みましょう。

こまめに手洗いをする

インフルエンザは、ウイルスが付着した手やものを介して感染が広がるため、予防には石鹸での手洗いが有効です。帰宅時や食事前、調理の前後など、こまめに手洗いをしましょう。洗い残しがないように、指先や指の間もしっかり洗うことが大切です。またアルコール製剤による手指の消毒も効果があります

ワクチンを接種する

インフルエンザワクチンには、発症の可能性を抑えたり、重症化を予防したりする効果があります。しかし接種すれば絶対にインフルエンザにかからないというものではありません。とはいえ子どもは重症化しやすいため、厚生労働省や日本ワクチン学会はワクチン接種の必要性はあるとしています

適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると喉や気道のバリア機能が低下して、インフルエンザにかかりやすくなります。特にエアコンを使用すると空気が乾燥するので、湿度が50~60%くらいになるように加湿器で調節しましょう。加湿器がない場合は、洗濯物や濡らしたタオルを室内に干すことでも加湿できます。

バランスのよい食事を心がける

バランスのよい食事により腸内環境が整うと、免疫力が高まることがわかっています。炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取するようにしましょう。免疫力アップには、下記のような食材もおすすめです。

  • タンパク質を含む食材(乳製品、肉、魚、卵など)
  • 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)
  • 食物繊維を含む食材(さつまいも、きのこ類など)
  • オリゴ糖を含む食材(バナナ、玉ねぎなど)
  • 緑黄色野菜(小松菜、ブロッコリーなど)


十分な睡眠をとる

睡眠には、ストレス解消や疲労回復だけでなく、免疫機能を高める効果があるとされています。スムーズに入眠できるように、早めにお風呂を済ませたり、寝る前にテレビの視聴を避けたりするなど工夫してみましょう。

人混みを避ける

インフルエンザが流行し始めたら、人が多い場所への外出は控えましょう。どうしても人混みに入らなくてはいけないときは、不織布製のマスクを着用することで、ある程度の飛沫感染を防げます。

こまめに換気する

こまめな換気もインフルエンザの予防に有効です。ただ冬場は窓を開けると室温が下がってしまうため、暖房器具を使用しながら換気しましょう。換気扇を常時運転させておくことでも、最小限の換気量を確保できます。

インフルエンザかな?と思ったら…

インフルエンザは感染力が強いため、どれだけ気をつけていてもかかってしまうことがあるかと思います。「インフルエンザにかかったかも」と不安なときは、医療アプリ「キッズドクター」のチャット相談がおすすめです。看護師と個別にやり取りでき、受診の目安やホームケアのポイントなどを詳しく教えてもらえます。相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 倉田悟子
日本小児科学会認定小児科専門医。2008年鹿児島大学医学部卒業。久留米大学病院で初期臨床研修終了後、2010年から久留米大学小児科学教室に所属。一般小児科(感染症他・予防接種・乳幼児健診)、小児の腎臓病・泌尿器疾患を専門に診療を行う。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア