子どもが咳をしているときにおすすめの食事・食べ物

子どもの病気


子どもが咳をしているときは、症状を和らげる食材や喉に違和感があっても食べやすい食事などを取り入れて、少しでも楽にしてあげられると良いですよね。こちらの記事では、咳の症状があるときにおすすめの食べ物や避けた方が良い食事をご紹介します。

子どもの咳に効く食べ物はある?

まずは咳の症状があるときにおすすめの食べ物をご紹介します。

生姜

生姜には殺菌作用や抗炎症作用があるため、咳に効くと考えられています。すりおろした生姜や搾り汁をお味噌汁やスープ、うどんなどに入れるのが良いでしょう。生姜のピリッとした辛さが苦手な子どももいるため、味見をしてから食べさせるようにしましょう。

はちみつ

いくつかの研究・論文ではちみつの咳に対する効果が報告されています。ヨーグルトやホットミルク、レモンスライスやレモン汁を加えた白湯にはちみつを入れるなどして摂るのがおすすめです。

ねぎ

ねぎには殺菌・抗菌作用があり、咳の症状に効果的といわれています。食べる直前に切ってうどんや雑炊などに入れるのがおすすめです。

大根

大根には抗炎症作用や抗菌作用があるため、咳に効くと考えられています。大根おろしをあたたかいうどんやスープ、鍋などに入れて食べさせるのが良いでしょう。

レンコン

レンコンには炎症を抑える消炎作用があり、咳にもよいとされています。すりおろしたものをお味噌汁に入れたり出汁で割ったりして食べるのがおすすめです。

子どもに咳の症状があるときにおすすめの食事は?

咳の症状があるときは喉が刺激に敏感になっているため、口あたりや喉ごしがよい食事がおすすめです。

雑炊やうどんは喉に刺激が少なくて食べやすく、野菜や卵を入れればビタミンやたんぱく質を摂ることもできます。
あたたかい食事や固形の食材を嫌がるときは、アイスクリームやゼリーなど喉ごしが良く飲み込みやすいものを食べさせるのが良いでしょう。喉に刺激が少なく、本人が食べやすいものを食べさせるようにしてください。

子どもに咳の症状があるときに避けたほうがいい食事は?

咳の症状があるときは喉や気管が敏感になっているため、喉を刺激したり炎症を悪化させたりする可能性がある下記のような食事は避けるようにしましょう。

辛い食べ物

カレー、キムチ、わさびなどの辛みがある食べ物は、敏感になっている喉に対して刺激が強いため、咳が出やすくなる可能性があります。

酸っぱい食べ物

オレンジやグレープフルーツなど柑橘系のフルーツや、お酢の効いた食事も、酸味が弱っている喉を刺激して咳が出やすくなる可能性があるため避けた方が良いでしょう。

熱すぎる食べ物や飲み物

熱すぎる食べ物や飲み物は、敏感になっている喉の粘膜を刺激したり傷つけたりする可能性があるため、食事を与える際の温度にも注意しましょう。

食事について悩んだらオンラインで相談しよう

子どもが体調不良でいつもと同じように食事ができないとき、少しでも食べやすいものや症状が和らぐものを食べさせてあげたいですよね。どんな食事を用意したら良いか悩んだときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談ができ、おすすめの食材や食べ方などを気軽に教えてもらえます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

ホームケア