子どもが中耳炎のとき、お風呂は入ってもいい?
子どもが中耳炎にかかっているとき、耳に水が入る心配などからお風呂に入っても良いのか悩むことがあるのではないでしょうか。こちらの記事では子どもが中耳炎のときの入浴で気をつけることをご紹介します。
子どもの中耳炎の原因・症状は?
風邪をひいた際などに鼻や喉の粘膜についたウイルスや細菌が、鼻と耳をつなぐ中耳に侵入して炎症を起こすことを急性中耳炎といい、耳の痛み、発熱、耳だれなどの症状があらわれます。
急性中耳炎が長引くと、悪化して中耳に水が溜まる滲出性中耳炎に移行することがあり、耳のつまりや軽い難聴などの症状があらわれます。
中耳炎の多くはウイルスや細菌が原因ですが、授乳時の姿勢が原因で起こるミルク性中耳炎や飛行機の離着陸時の気圧の変化が原因で起こる航空性中耳炎もあります。
子どもの中耳炎はお風呂でうつるの?
中耳炎は人にうつる病気ではありません。お風呂だけでなく耳や耳だれを触っても中耳炎自体がうつることはありません。
子どもが中耳炎のとき、お風呂に入らせてもいい?
強い耳の痛みや高熱がなく本人が入りたければ、お風呂に入ってもかまいません。湯船に浸かると体力の消耗や体温の上昇で症状が悪化する可能性もあるため、ぬるめのシャワーで済ませるなど、体調を見ながら判断してください。
お風呂に入れないときは、お湯で濡らして絞ったタオルで耳の周りを拭くなどして清潔を保ちましょう。
子どもが中耳炎のときの入浴のポイントは?
ここからは中耳炎にかかっているときの入浴で気をつけることを説明します。
耳に水が入らないように気をつける
耳にお風呂の水が入ると中耳炎の症状が悪化する可能性があるため、髪の毛を洗う際などは注意してください。鼓膜の切開治療後や耳だれが出ているときは、シャワーで体を軽く流す程度にしておくのがおすすめです。
長風呂は避ける
長風呂をして体温が上がると耳の痛みが強くなる可能性があります。ぬるめのお湯で軽く体を温める程度にしましょう。上がった後は湯冷めしないように気をつけてください。
中耳炎のホームケアに迷ったら…
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