子どもがノロウイルスに感染したときの水分補給のポイント!おすすめの飲み物は?
子どもがノロウイルスに感染したときは、脱水を防ぐために適切な方法で水分補給をする必要があります。そこでこの記事では、子どもがノロウイルスに感染したときの水分補給のポイントや、おすすめの飲み物などを紹介します。
子どものノロウイルスの症状は?
子どもがノロウイルスに感染すると、嘔吐や下痢、腹痛などの症状があらわれます。発熱することもありますが、それほど高くはなりません。重症化することはほとんどなく、1~3日で自然に治るのが一般的です。
ノロウイルスに感染したときは、水分補給が大切!
ノロウイルスに感染して嘔吐や下痢を繰り返すと、体内から水分や電解質が失われます。脱水を引き起こすこともあるので、こまめな水分補給が大切です。
子どもがノロウイルスに感染したときの水分補給のポイントは?
ここからは、子どもがノロウイルスに感染したときの水分補給のポイントをご紹介します。
① 嘔吐直後は胃を休ませる
嘔吐をしているときは、胃が飲み物を受け付けられない状態のため、水分を摂らせても再び吐いてしまうことがあります。まずは胃を休めることを優先し、水分補給は控えましょう。
② 30分ほど経ったら少量の水分を与える
嘔吐から30分ほど経過して症状が落ち着いてきたら、ティースプーン1杯程度の水分を与えてみましょう。しばらくしても嘔吐が起きなければ、同様にティースプーン1杯程度の水分を5~10分おきに何度か摂取させます。少量ずつこまめに飲ませてあげましょう。
③ 水分の量を少しずつ増やす
ティースプーン1杯程度の水分を何度か摂取しても嘔吐や腹痛が起きなければ、間隔を30分ほどあけ、1回に飲む量をティースプーン7~10杯くらいに増やしましょう。その際、コップやストローマグを使うと勢いよく飲んでしまい、吐き気を誘発してしまうことがあります。調子が戻るまでは、スプーンで飲ませてあげるのが安心です。
子どもがノロウイルスに感染したときにおすすめの飲み物は?
子どもがノロウイルスに感染したときは、以下のような水分と塩分が摂取できる飲み物がおすすめです。
- 経口補水液
- 薄めたジュース(柑橘系以外)
- 子ども用のイオン飲料
- だし汁や薄めた味噌汁
- 野菜スープ
子どもがノロウイルスに感染したときに避けたい飲み物は?
炭酸飲料や酸味が強い柑橘系のジュースは嘔吐を誘発することがあるので避けたほうがいいでしょう。柑橘系以外のジュースでも糖分が多いと下痢を悪化させることがあるので、薄めてあげるのが安心です。牛乳は胃腸を刺激するので、避けましょう。
ノロウイルスのケア方法に迷ったら…
子どものノロウイルス感染症は数日で軽快することが多いものの、つらい症状があらわれるのでホームケア方法に迷うこともあるかと思います。そんなときは、看護師に相談できるアプリ「キッズドクター」がおすすめです。個別チャットでやり取りでき、受診の目安やホームケアのポイントなどを教えてもらえます。無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。