子どもが水ぼうそうになったら、洗濯物は一緒に洗ってもいい?
感染力がとても強い水ぼうそう。水ぼうそうは洗濯でうつることもあるのでしょうか?この記事では、水ぼうそうに感染している子どもとほかの家族の洗濯物を一緒に洗ってもいいのかや、洗濯するときの注意点などをご紹介します。
子どもの水ぼうそうの症状は?
子どもの水ぼうそうでは、主に下記のような症状があらわれます。
- 痒みを伴う赤い発疹、水ぶくれ
- 発熱(ないこともある)
発疹は頭や顔から出始めることが多く、数日かけて全身に広がります。赤いブツブツから水ぶくれ、かさぶたへと順に変化し、各段階の発疹が混在するのが特徴です。子どもは軽症で済む場合が多く、適切にケアをすれば1週間ほどで改善するケースがほとんどです。
水ぼうそうの感染経路は?
水ぼうそうの主な感染経路は、空気感染と飛沫感染です。空気感染では、空気中に浮遊するウイルスを吸い込むことによって感染します。飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみに含まれる飛沫を吸い込むことによる感染です。また、かさぶたになる前の発疹にはウイルスが含まれているため、発疹に直接触れたりタオルなどを共有したりすると接触感染が起こることもあります。
水ぼうそうは洗濯で感染する?一緒に洗濯していい?
前述の通り、水ぼうそうは空気感染や飛沫感染によってかかることが多いため、洗濯によって感染することはほとんどないとされています。そのため、水ぼうそうの子どもが着た衣類や使用したタオルなどと、ほかの家族の洗濯物を分ける必要は基本的にありません。ただし、水ぶくれが破れて浸出液が衣類やタオルに付着している場合は注意が必要です。次の章で詳しくご説明します。
子どもが水ぼうそうになったときの洗濯の注意点は?
水ぶくれが破れて衣類やタオルなどに浸出液が付着している場合は、水でしっかり洗い流してから洗濯機に入れると安心です。その際、浸出液に直接手で触れないように気をつけてください。気になる場合は、感染している子どもと、ほかの家族の洗濯物を別に洗ってもいいでしょう。
一度も水ぼうそうにかかったことがなくワクチン接種もしていない人が家族にいる場合は、家庭内で接触感染するリスクが高いです。感染が広がらないように、浸出液が付着した洗濯物を触ったあとは石鹸で手を洗う、アルコール消毒をするなどの対策をとりましょう。
水ぼうそうの相談はオンラインでも
子どもの水ぼうそうでは、発疹がかさぶたになるまでに1週間以上かかることもあるので、洗濯以外のケア方法でも悩むことがあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりすることができますよ。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。