蕁麻疹が出たら保育園に行ってもいい?休むべき?
皮膚の一部が赤く腫れて、痒みや痛みなどを伴う蕁麻疹。子どもに蕁麻疹が出たら保育園に行ってもいいのでしょうか。この記事では、子どもに蕁麻疹が出たときに保育園に行ってもいいのかや、登園時の注意点などをご紹介します。
子どもの蕁麻疹はなぜ起こる?
子どもの蕁麻疹の原因はさまざまですが、主に下記のようなことがきっかけで起こります。
- 食べ物や薬剤などによるアレルギー
- 青魚や肉類の摂取
- 植物との接触
- 虫刺され
- 感染症
- 摩擦や圧迫、日光などの刺激
- 寒冷、温熱
- 疲労やストレス など
上記の原因によって誰もが蕁麻疹を起こすわけではありません。また体調・気分の変化や運動の有無などさまざまなことが組み合わさって症状が出たり消えたりするので、原因を特定できないこともあります。1ヶ月以上にわたって症状が繰り返される慢性蕁麻疹では、原因がはっきりしない場合がほとんどです。
蕁麻疹が出たときに保育園に行かせてもいい?
保育園に行かせてもいいかどうかは、蕁麻疹の原因によって異なります。下記では一般的な登園の目安を、蕁麻疹の原因別にご紹介します。
蕁麻疹の原因がわからない場合
感染症やアレルギーの可能性もあるので、保育園を休ませて小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。
蕁麻疹の原因が感染症の場合
出席停止期間が定められている感染症が原因で蕁麻疹が出ている場合は、登園基準を満たすまで休ませるようにしてください。
出席停止期間が定められていない感染症の場合は、全身の状態をみて判断する必要があります。下記の基準を満たすまでは登園を控えるのが安心です。
- 体温が37.5℃以下である
- いつも通り元気で食欲がある
- 下痢や嘔吐など消化器症状がない
- 咳や鼻水は、たまに出る程度である
蕁麻疹の原因が感染症ではない場合
蕁麻疹の原因が感染症ではないことが明らかで子どもの様子が普段と変わらない場合は、一般的に保育園を休ませる必要はありません。ただし園によって独自の基準を設けていることもあるため、念のため登園前に確認をしてください。
蕁麻疹が出たときの登園の注意点
子どもの蕁麻疹の原因が感染症ではなく、症状が出た直後や翌日に登園するときは、蕁麻疹が出たことをはじめ、わかっている原因や子どもの様子などを園に詳しく伝えましょう。激しく体を動かす遊びを控えるなど保育中に配慮が必要な場合があるためです。
また痒みがあると掻きむしってしまうこともあるので、皮膚が傷つかないように登園前に子どもの爪を短く切っておくことも忘れないでくださいね。
蕁麻疹の相談はオンラインでも
子どもに蕁麻疹が出たときは一度受診して、原因をはっきりさせてから登園するか休ませるかを判断するようにしましょう。とはいえ病院へ行こうとしてもなかなか予約が取れなかったり、勤務開始時間を遅らせる必要があったりするので大変ですよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたり、看護師にチャットで相談したりすることができますよ。登園前の時間帯に利用することもできるので、困ったときは検討してみてくださいね。