子どものRSウイルスは検査しないこともあるの?検査方法は?
小さい子どもがかかりやすいRSウイルス感染症。いざ感染したら検査によって診断されるのか、それとも検査は行われないのかなど気になりますよね。この記事では、RSウイルスの検査をしないこともあるのか、検査を行う場合の方法や費用などをご紹介します。
RSウイルスとは?
RSウイルスは「RSウイルス感染症」を引き起こすウイルスです。2歳までに、ほぼ100%の子どもが感染します。一度かかっても十分な免疫ができないので再び感染することもありますが、感染するたびに症状は軽くなります。
主な症状は、発熱、咳、鼻水です。初めて感染したときや1歳未満の赤ちゃんは、ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴や息苦しさなどがみられることがあります。
RSウイルスの検査方法は?
RSウイルスの検査は、抗原迅速診断キットを使って行います。細い綿棒で鼻の粘膜を擦り、採取した鼻腔ぬぐい液を診断キットに垂らしてウイルスの有無を調べます。検査結果は15分程度で出ます。
子どものRSウイルスは検査しないこともあるの?
RSウイルスの感染が疑われても、全ての子どもに対して検査が行われるわけではありません。
小児科の外来でRSウイルスの検査をするのは、基本的に1歳未満の赤ちゃんのみです。理由としては、1歳未満(特に生後6ヶ月頃まで)の赤ちゃんは重症化リスクが高いため、検査で感染を確認し、経過観察か入院かなど迅速に判断する必要があるからです。
1歳を過ぎると、希望しない限り検査をしないことがほとんどです。重症化リスクが低くなること、RSウイルス感染症は根本的な治療薬がなく一般的な風邪と同じように自然に治るのを待つしかないことが主な理由です。
ただし1歳以上の子どもでも、基礎疾患をもっている、生後6ヶ月未満の弟や妹がいるなど検査が推奨されるケースもあるため、受診の際には健康状態や家族構成をしっかり伝えるようにしましょう。
子どものRSウイルスの検査費用は?
RSウイルスの検査費用については、1歳未満は健康保険が適用されます。
1歳を過ぎて小児科の外来で検査を受ける場合、費用は自己負担となります。検査費用は小児科によって違いますが、一般的に3,000〜5,000円程度です。
なお入院中に検査をする場合は、1歳以上でも保険適用となります。
子どものRSウイルスはオンライン診療でも
子どもがRSウイルスに感染しても必ず検査をするというわけではありませんが、感染が疑われるときは早めに小児科を受診しておくと安心です。とはいえ、なかなか予約が取れなかったり、ほかの感染症にかかるリスクがあったりで、思うように受診できないこともありますよね。そんなときは医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。スマホがあれば、休日や夜間であっても自宅にいながら医師の診察を受けられます。意思が必要と判断した場合は症状に合わせた薬も受け取れるので、困ったときは検討してみてくださいね。