突発性発疹のとき、お風呂に入ってもいい?湯船はいつからOK?
突発性発疹では高熱がでたり、お腹や背中などに発疹があらわれたりすることがあります。そんなとき子どもをお風呂に入れてもいいのでしょうか?この記事では、突発性発疹のときに湯船につかっていいのかや、入浴するときの注意点などをご紹介します。
突発性発疹とは?
突発性発疹は、主に2歳以下の子どもがよくかかるとされているウイルス性の感染症です。ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)またはヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)によって引き起こされ、感染すると発熱と発疹があらわれます。発疹は一般的に解熱とともにあらわれるのが特徴で、かゆみはありません。
突発性発疹はお風呂でうつるの?
突発性発疹はヒトヘルペスウイルスに感染している人の飛沫や唾液、鼻汁からうつると考えられています。そのためお風呂でもうつる可能性はあります。
ただ一度感染すると免疫ができるため、突発性発疹にかかったことがある人にはうつりません。まだ感染したことがない乳幼児にはうつる可能性がありますが、かかっても重症化することは少なく、ほぼ全員が1度は感染するものなので、心配しすぎる必要はありません。
突発性発疹でお風呂はいつから入れる?湯船につかってもいい?
突発性発疹にかかっていても元気があり機嫌がよければ、熱や発疹の有無に関係なくお風呂に入れてもかまいません。ぬるめのお湯で短時間であれば、湯船にもつかれます。体があたたまると発疹が増えたように感じることがありますが、一時的なものなのでほてりが取れれば治ります。
ただ元気がないときや高熱でぐったりしているときは、体力を温存するためにもお風呂はやめておきましょう。
突発性発疹でお風呂に入れるときの注意点は?
先にもご説明した通り、子どもが突発性発疹にかかっていてもお風呂に入れること自体は問題ありません。ただお風呂の入れ方により体に負担がかかると症状の悪化につながりかねないので、下記のことに注意しましょう。
長湯は避ける
お風呂は思いのほか体力を消耗するので、元気があっても湯船に長時間つかるのは避けましょう。シャワーだけで済ませるか、ぬるめのお風呂にさっとつかる程度にしておくのが安心です。
湯冷め対策をする
体への負担を減らすために、湯冷め対策をすることも大切です。お風呂から上がったらすぐに体を拭き、ほてりが取れたら早めに服を着せてあげましょう。髪も乾かしてあげてくださいね。
嫌がるときは無理をしない
機嫌が悪くお風呂を嫌がるようであれば、無理に入浴させる必要はありません。汗をかいて体の汚れが気になる場合は、あたたかい蒸しタオルで体を拭いてあげるといいでしょう。
突発性発疹のホームケアに悩んだら…
突発性発疹は自然に治ることが多い病気ですが、いざ自分の子どもが熱を出したときはホームケア中に不安になることもあるかと思います。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。無料チャットで看護師に相談でき、ホームケア方法や受診の目安などを教えてもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。