子どもの熱が上がったり下がったりするのはなぜ?対処法は?

子どもが発熱すると、熱が上がったり下がったりを繰り返すことがあります。どのように対処したら良いか悩むこともあるかもしれませんね。そこでこちらの記事では、子どもの熱が上がったり下がったりする理由や対処法をご紹介します。
子どもの熱が上がったり下がったりするのはなぜ?
発熱は体にウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに起こる防御反応です。熱があるということは、体がウイルスや細菌と戦っている証でもあります。
戦った結果、体内のウイルスや細菌の力が弱まると、一般的に熱が下がります。しかし子どもは大人に比べて抵抗力が弱いため、一度熱が下がってもウイルスや細菌が再び活性化し、熱が上がってしまうことがあります。
また一般的に、体温は朝低く、夕方から夜にかけて高くなります。そのため体温を測定するタイミングによっては、上がったり下がったりすることがあります。
子どもの熱が上がったり下がったりするときの受診目安は?
熱が上がったり下がったりしていても、水分が摂れていて機嫌が良いようならしばらく様子を見てもかまいません。
ただし下記のような症状がある場合は、診療時間内に受診するようにしましょう。
- 3日以上熱が上がったり下がったりを繰り返している
- 5日以上高熱が続いている
- 咳が長引いている
- 耳を痛がる
下記のような場合は、夜間や休日など診療時間外であっても救急病院を受診するようにしてください。
- 嘔吐を繰り返している
- 水分が摂れない
- 呼吸が浅く、小鼻がピクピクしている
- 元気がなくぐったりしている
- 呼びかけても反応がない
- けいれんを起こした
子どもの熱が上がったり下がったりするときのホームケアは?
子どもの熱が上がったり下がったりするときは、下記のようなホームケアを意識してみてくださいね。
安静にする
子どもの熱が上がったり下がったりするときは安静にさせましょう。熱が下がったと思ってすぐにいつも通りに活動すると、ぶり返してしまう場合があります。しっかりと下がりきるまで、室内でゆっくり休ませると良いでしょう。
こまめに水分補給をする
熱が出ると汗をかいて体の水分が奪われます。脱水症状を防ぐためにもこまめな水分補給を意識しましょう。熱が下がっているときは体調が落ち着いていることが多いので、そのタイミングでしっかりと水分補給を行うと良いですよ。
手足が冷たく寒さを感じるときは体をあたためる
手足が冷たく寒さを訴えているときは熱が上がっている途中です。上着や毛布などをかけて体をあたためるようにしましょう。首や手足をあたためるのがおすすめです。
熱があって暑がっているときは暑さを逃がす
熱が上がりきると手足があたたかくなり、暑がるようになります。暑さを訴えているときは上着や毛布などを脱がせて薄着にし、熱を逃がしましょう。汗をかいたときは、体が冷えないように汗を拭いて服を着替えさせてあげてくださいね。
子どもの熱で困ったらオンライン診療でも
子どもの熱が上がったり下がったりすると心配ではあるものの、他の感染症をもらう心配などから受診すべきか悩むこともあるかと思います。そんなときはオンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながら診察を受けられ、体調の優れない子どもを外に連れ出す必要もありません。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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