子どもは膀胱炎になりやすい?予防方法は?

子どもの病気


膀胱炎になると排尿痛や頻尿でつらいので、日頃の生活の中でできるだけ予防できると良いですよね。こちらの記事では、子どもの膀胱炎の予防方法をご紹介します。

子どもの膀胱炎の原因と症状は?

膀胱炎は、尿道口から侵入した細菌が膀胱内で感染を起こして発症します。通常は細菌が侵入しても尿によって洗い流されますが、疲労やストレス、体調不良などで免疫力が下がっていると、細菌に感染して膀胱炎になりやすいといわれています。

膀胱炎になると下記のような症状があらわれます。

  • トイレに行く回数が多い(頻尿)
  • 排尿時に痛みが生じる
  • 尿を出しにくい

子どもは膀胱炎になりやすいの?

おむつを着けている子どもは、排泄後すぐに毎回おむつを交換できるわけではないので、おむつの中を清潔に保ち続けるのが難しく、膀胱炎になりやすいといわれています。
おむつが外れてからも、トイレトレーニング中や新しい環境で排尿を我慢してしまい、膀胱炎になる子どももいます。特に尿道が短い女の子の方が、男の子よりも膀胱炎になりやすいとされています。

子どもの膀胱炎を予防する方法は?

膀胱炎は一般的な感染症のように手洗いやうがいで防げるものではありません。日頃の生活のなかで排尿や水分補給の健康的な習慣を身につけることが予防につながります。
ここからは子どもの膀胱炎を予防する方法を具体的にご紹介します。

外陰部を清潔に保つ

膀胱炎の予防には外陰部を清潔に保つことが大切です。
おむつを着けている場合は、汚れたおむつを長時間着用したままにせず、できるだけこまめに交換できるとよいでしょう。
トイレでお尻を拭くときは、前から後ろへと拭いているか確認してください
下痢などでお尻が汚れたときは、シャワーでサッと流すのもおすすめです。

トイレを我慢させない

トイレを我慢すると細菌が尿道や膀胱内に停滞して繁殖し、膀胱炎になりやすくなります。定期的に声かけをするなどして、こまめにトイレに行かせられると良いでしょう。

水分をしっかり摂る

水分をしっかり摂ると排尿量が増えます。排尿量が増えると、尿道に細菌がいても尿と一緒に細菌が体の外に出ていきやすくなるため、膀胱炎を予防することが期待できます。

免疫力を落とさない

膀胱炎は体の免疫力が下がっているときに発症しやすいです。寝不足になったり体に疲れが残ったりしないよう生活習慣を見直し、できるだけ体を休ませるようにしましょう
食事では納豆・みそ・ヨーグルトなどの発酵食品や、肉・魚・大豆製品などたんぱく質が多く含まれる食品、緑黄色野菜・フルーツなどビタミンを多く含む食品を積極的に摂って、免疫力を高めるように意識できると良いですね。

子どもの膀胱炎のホームケアで困ったらチャットで相談

膀胱炎になったら、できるだけ早く治して繰り返さないようにしてあげたいですよね。ホームケアの方法に悩んだときなどは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に質問ができ、気になることや不安なことを気軽に相談することが可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

予防 ホームケア