子どもが鼻血を出した後の過ごし方。お風呂、運動、プールはOK?

子どものケガ


子どもが鼻血を出したときは、血の止め方だけでなく、血が止まった後の過ごし方にも悩むことがもあるかと思います。そこでこの記事では、子どもが鼻血を出した後の過ごし方の注意点や、運動やお風呂、プールはOKなのかをご紹介します。

子どもの鼻血の原因は?

子どもの鼻血の原因の多くは、鼻をよく触る、強くかむなど鼻への刺激です。子どもの鼻の粘膜は薄くて傷つきやすいので、ちょっとした刺激でも出血することがあります。

また風邪やアレルギー性鼻炎などによって鼻の粘膜のバリア機能が弱まることでも、鼻血が出やすくなります。ただし2歳未満で鼻血が出たときや、歯茎など他の部位からも出血したときには、必ず医師に相談するようにしてください。

子どもが鼻血を出したときの過ごし方の注意点

鼻血を出したときは粘膜が傷ついているため、血が止まってしばらくしても刺激を与えると再び鼻血が出ることがあります。再度出血した場合には、鼻翼(鼻のやわらかいところ)を5〜10分ぎゅっとつまんで止血してください。そのあとは、できるだけ鼻を触らないようにして過ごしましょう

鼻血が出た後の過ごし方の具体的な注意点やポイントは、次の章からご紹介します。

子どもが鼻血を出した後、お風呂は入っていい?

鼻血を出した後にお風呂に入ること自体は問題ありません。ただし体が温まって血行がよくなると再び鼻血が出やすくなることもあるので、鼻血が出た当日はできるだけ湯船に浸かるのは控えたほうがいいでしょう。シャワーをサッと浴びる程度にすると安心です。

子どもが鼻血を出した後、運動はしてもいい?

体を激しく動かすような運動はしばらく控えるようにしましょう。体を動かすと血行がよくなって、再び鼻血が出やすくなることもあるためです。
静かに遊ぶのは難しいかもしれませんが室内で過ごすなどして、できるだけ激しく体を動かさないように心がけるといいですね。

翌日になって鼻血が出ていなければ、普段通り運動をしても問題ないですよ。


子どもが鼻血を出した後、プールは入っていい?

プールの塩素が鼻の粘膜を刺激して鼻血が出やすくなることもあります。そのため鼻血を出した後は、プールもしばらく控えたほうがいいでしょう

運動と同じように、翌日以降は鼻血が出ていなければプールに入ってもかまいません

子どもの鼻血の相談はオンラインでも

子どもが鼻血を出したときは今回ご紹介したこと以外でも、受診のタイミングや鼻血の止め方などで悩むことがあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談したり、自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師の診察を受けたりすることができますよ。看護師へのチャット相談は無料なので、困ったときはぜひ検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 高寺 侑
日本小児科学会認定小児科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2011年新潟大学医学部卒業、2021年The University of Edinburgh 小児救急医学修士課程卒業。総合病院旭中央病院で初期研修・小児科後期研修、長野県こども病院、兵庫県立こども病院小児集中治療科、サノフィパスツール小児ワクチン担当メディカルマネジャー、旭中央病院小児科・救急救命科、富山県立中央病院救急科を経て、2023年からThe Hospital for Sick Children小児救急科臨床フェローとして勤務。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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