子どもがノロウイルスに感染したときの対処方法まとめ

子どもの病気


子どもがノロウイルスに感染すると、突然嘔吐や下痢などの症状があらわれるため、対処方法に悩むこともあるかと思います。そこでこの記事では、子どもがノロウイルスに感染したときの対処方法をまとめました。

子どものノロウイルスの症状は?

子どもがノロウイルスに感染すると、嘔吐や下痢、腹痛、微熱などの症状があらわれます。まれに脱水を引き起こして重症化することもありますが、しっかり水分補給ができていれば1~3日ほどで自然に治る場合がほとんどです。

子どもがノロウイルスに感染!どう対処する?

子どもがノロウイルスに感染した可能性があるときは、まずは病院を受診しましょう。特別な治療方法があるわけではありませんが、ほかの病気と見分けたり症状に合わせて薬を処方してもらったりすることができます。病院を受診したあとは、自宅で適切に水分補給をしながら安静に過ごすようにしてくださいね。

子どものノロウイルスの対処のポイントは?

ここからは、子どもがノロウイルスに感染したときの対処のポイントをご紹介します。

嘔吐直後は水分補給を控える

嘔吐や下痢を繰り返しているときは、体内から水分や電解質が失われて脱水を起こしやすくなるため、水分補給が必須です。しかし、嘔吐直後は胃が何も受け付けられない状態のため、水分を摂らせても再び吐いてしまうことがあります。そのため嘔吐直後は水分補給を控えて、まずは胃をしっかり休めましょう。嘔吐から30分ほど経って症状が落ち着いてきたら、少しずつ水分補給を始めます。

水分補給は少量ずつこまめに行う

嘔吐や腹痛の症状を悪化させないために、水分は少量ずつこまめに与えることが大切です。最初はティースプーン1杯程度の水分から始め、嘔吐や腹痛が起こらないことを確認してから徐々に水分量を増やしていきます。水分補給をするときは、水分と同時に電解質も補給できる経口補水液や野菜スープ、薄めたみそ汁などがおすすめです。

消化がよい食べ物を食べさせる

嘔吐から1~2時間ほど経ち、水分補給がほぼ普段どおりできるようになったら、少しずつ食事を再開させます。ただ胃腸の機能はまだまだ弱っている状態なので、下記のような消化がよい食べ物を食べさせてあげましょう。

  • おかゆ
  • パン
  • うどん
  • りんご
  • バナナ
  • ゼリー


自己判断で市販薬を使用しない

ノロウイルスに感染したときに下痢止めや吐き気止めの薬を使うと、ウイルスの排出が妨げられて回復が遅れることがあります。そのため自己判断で市販薬を使用するのは避けましょう。下痢や嘔吐が続いてつらそうな場合は病院を受診し、処方された薬を、用法用量を守って使用するようにしてください。

お風呂は無理に入らない

ノロウイルスに感染して元気がないときは、体力の消耗を避けるためにシャワーや湯船に入るのは控えたほうがいいでしょう。体やお尻の汚れが気になるときは、蒸しタオルで拭いたり、お尻のみをシャワーで洗ったりしてあげるのがおすすめです。

下痢や嘔吐がおさまり元気があれば湯船に入っても問題ありません。ただし家族への感染を避けるために、感染した子どもは最後にお風呂に入るようにしたり、湯船に入る前にお尻をしっかり洗ったりするなどの対策をとりましょう。

脱水に気をつける

半日以上嘔吐を繰り返すときや、1日に何回も水っぽい下痢が続くときは、脱水につながる恐れがあるので病院を受診しましょう。また下記のような症状が見られるときは、すでに脱水を起こしている可能性があるのですぐに病院を受診してください。

  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 口の中や唇が渇いている
  • 泣いても涙が出ない
  • 半日以上尿が出ていない


家族の感染対策をする

ノロウイルスは感染力がとても強いウイルスなので、しっかり感染対策をしていないと家庭内で感染が広がってしまいます。お世話をしているママやパパが感染しないように、下記のような対策をとりましょう。

  • 石鹸での手洗いを徹底する
  • よく触る場所を塩素系漂白剤(キッチンハイター、ブリーチなど)を薄めた消毒液で消毒する
  • タオルや食器の共有を避ける
  • おむつ交換の際にはマスクや手袋を着用する


ノロウイルスの対処方法に迷ったら…

ノロウイルスに感染したときの対処方法をご紹介しましたが、症状のあらわれ方には個人差があるので、実際に自分の子どもが感染したときに迷うこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師と個別チャットでやり取りでき、受診の目安やホームケア方法などを教えてもらえます。無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 看護師 森 真也香
小児救急受け入れ可能な救命救急センターにて勤務し、命の重さと向き合いながら、トリアージや小児救急の大切さ、家族看護を学ぶ。BLS,ICLS 取得。その後緩和ケア病棟にて命の尊さを強く感じ、徹底的に寄り添い看護を実施する。現在はキッズドクターオペレーションマネージャーとして、安全でより良い医療を提供できるようスタッフに寄り添い対応を伝えている。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア