子どもの熱が下がらないときはどうすればいい?原因や受診の目安は?
子どもはよく熱を出しますが、なかなか熱が下がらないと不安になりますよね。そこでこの記事では、子どもの熱が下がらない原因や熱が下がらないときの対処法、受診の目安などをご紹介します。
子どもの熱が下がらない…原因は?
子どもは体が未熟で抵抗力が低いので大人よりも発熱しやすく、熱がなかなか下がらず3〜4日ほど続くのも珍しいことではありません。4日以上下がらない場合は一般的な風邪が長引いているケースもありますが、肺炎や中耳炎といった合併症や川崎病などが原因の可能性もあるので注意が必要です。
子どもの熱が下がらないときの対処法は?
子どもの熱が下がらないときは、適切なホームケアを行いながら慎重に経過を見守ることが大切です。ここからは熱が下がらないときの対処法をご紹介します。
こまめに水分補給をする
熱が上がると、呼吸が荒くなったり汗をかいたりするので体の水分が失われやすくなります。脱水を防ぐためにこまめに水分補給を行いましょう。湯冷ましや麦茶、子ども用のイオン飲料、ミルクなど子どもが飲めるものであれば基本的に何を飲ませてもかまいません。
衣服や布団を調整する
熱を発散しやすくするために衣服や布団を調整します。熱が上がりきって体がほてってきたら薄着にし、布団も薄手のものに変えてあげるとよいでしょう。熱が下がり始めると汗をかくようになるので、こまめに着替えさせてあげてください。
体を冷やす
体を冷やすと楽になることもあります。首筋や脇の下、足の付け根など太い血管がある部分に、タオルなどで包んだ保冷剤や氷枕を当てて冷やしてあげましょう。子どもが嫌がる場合は無理に冷やす必要はありません。
子どもの熱が下がらないときは薬を飲ませてもいい?
子どもの熱が下がらないときに、医師に処方された薬や解熱剤を用法用量を守って飲ませるのは問題ありません。解熱剤は、発熱のせいで水分補給ができない、眠れないなど、つらそうなときに使うようにしましょう。熱が下がらないからといって薬を多めに飲ませるようなことは避け、用量用法を守って使用してください。
子どもの熱が下がらないときの受診の目安は?
熱が下がらないときも、発熱以外の症状がなく、水分補給ができ眠れているようであれば急いで受診する必要はありません。ただし下記のような症状がみられるときは、すぐ受診するようにしてください。
夜間や休日でもすぐに受診する場合
- 生後3ヶ月未満で発熱した
- 嘔吐を繰り返す
- 口の中や唇が渇いている
- 半日以上尿が出ていない
- 呼吸が浅く、息苦しそう
- 呼びかけに反応せず、ぐったりしている
- 顔や唇の色が悪い
- けいれんを起こした
以下のような場合は、診療時間内に受診してください。
診療時間内に受診する場合
- いきなり高熱が出た
- 3~4日以上熱が下がらない
- 咳や嘔吐などほかの症状がみられる
- 受診後に発疹が出てきた
- 一度受診したが熱が下がらない
子どもの熱が下がらないときはオンライン診療が便利
子どもの熱が下がらないときは不安になりますが、熱を出すたびに病院へ連れて行くのは大変ですよね。そんなときは小児に特化した医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師が診察し、必要と判断した場合は薬が処方されます。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。