子どもの虫刺されは病院に行くべき?受診の目安は?

子どもの病気


痒みや痛みを伴うだけでなく、ひどくなると「とびひ」などの感染症を引き起こすおそれもある虫刺され。子どもが虫に刺されたときは病院にいくべきなのでしょうか?この記事では、子どもが虫に刺されたときの受診の目安や、何科を受診すればいいのかなどをご紹介します。

子どもの虫刺されの症状は?

子どもの虫刺されでは主に下記のような症状があらわれます。

  • 痒み
  • 痛み
  • 発赤、腫れ
  • 水ぶくれ  など


軽症で済む場合がほとんどですが、ハチのような毒性の強い虫に刺されると、じんましんや呼吸困難などの全身症状があらわれることもあります。

子どもの虫刺されは病院に行くべき?

子どもが虫に刺されても、痒みや痛みが少なく機嫌よく過ごせていればホームケアで様子をみてかまいません。患部を水で洗い流して消毒をし、必要に応じて冷やしたり子ども用の痒み止めを塗ったりしましょう。ただし症状によっては受診が必要なケースもあります。

子どもの虫刺されで受診する目安は?

虫刺されで早急な受診が必要なのは下記のような症状の場合です。夜間や休日は救急病院を受診しましょう。

すぐに受診する症状

  • じんましんが出た
  • 呼吸が苦しそう
  • 嘔吐した
  • 意識障害がある
  • 毒性の強い虫に刺された


次のような症状の場合は、診療時間内に受診しましょう。

診療時間内に受診する症状

  • 腫れや水ぶくれ、痛みが強い
  • 掻きむしって皮膚が傷ついている
  • 市販薬を使っても症状が改善されない

子どもの虫刺されは何科を受診する?

子どもの虫刺されは、小児科か皮膚科を受診しましょう。腫れや痒みといった皮膚症状だけでなく、発熱など全身症状がみられる場合は、幅広い観点から診察してもらえる小児科がおすすめです。

虫刺されの相談はオンラインでも

子どもが虫に刺されたときの受診の目安をご紹介しましたが、症状のあらわれ方には個人差があるので受診するべきか迷うこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりすることができますよ。オンライン診療では医師が必要と判断した場合に薬が処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 倉田悟子
日本小児科学会認定小児科専門医。2008年鹿児島大学医学部卒業。久留米大学病院で初期臨床研修終了後、2010年から久留米大学小児科学教室に所属。一般小児科(感染症他・予防接種・乳幼児健診)、小児の腎臓病・泌尿器疾患を専門に診療を行う。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

ホームケア