子どもの便秘にいい飲み物は?乳製品はNG?

子どもの病気


子どもが便秘で苦しそうにしているとき、便秘に効果的な飲み物を飲ませることで便秘の解消に繋がることがあります。こちらの記事では、子どもが便秘のときにおすすめの飲み物や飲み方の注意点などをご紹介します。

子どもの便秘を解消するには水分補給が大切!

体内の水分が不足すると便が硬くなり、かさが少なくなるため、腸の中で便が移動しにくくなって便秘になりやすくなります。便をスムーズに排出するためには、しっかりと水分補給をすることが大切です。

子どもが便秘のときにの飲み物を選ぶポイントは?

子どもが便秘のときには、腸内環境を整えてくれる善玉菌や、善玉菌や便のかさを増やしてくれる食物繊維を含む飲み物を選ぶのがおすすめです。腸に働きかけ、便秘解消を助けてくれます。苦みがあるなど子どもが飲みにくい味だと継続して飲ませるのは難しいので、子どもが飲みやすいものを無理なく飲ませるのが良いでしょう。

子どもの便秘におすすめの飲み物は?

ここからは便秘解消におすすめの飲み物をご紹介します。

水は硬い便を柔らかくして、スムーズな排便をサポートしてくれます。腸を刺激して動きを活発にするために、起床後すぐにコップ1杯の水を飲むのがいいとされていますよ。冷え性や風邪気味などで冷たい飲み物が気になる場合は、常温の水や白湯にしましょう。

腸が一度に吸収できる水分の量には上限があります。そのため一気にたくさん飲み物を飲んでも全てが吸収されるわけではなく、吸収されなかった余分な水分は尿として出ていってしまいます。水分を効率的に体に取り込み、柔らかい便を作るためにも、水分は少しずつこまめに摂取するように心がけましょう。

お茶

日常的に飲むお茶ももちろん水分補給に有効です。特に便を柔らかくするマグネシウムを含むルイボスティーや、食物繊維が豊富なハトムギ茶などがおすすめです。利尿作用があるカフェインや便を硬くするタンニンを多く含む紅茶や緑茶は避けた方が良いでしょう。

牛乳

牛乳に含まれる乳糖は、腸内環境を整え腸の動きを活発にしたり、周囲から水分を取り込んで便を柔らかくしたりしてくれます。ただし牛乳を大量に飲んで便秘症状がひどくなるケースも報告されているため、牛乳を飲ませても便秘が改善せず、逆に症状が悪化するような場合は、かかりつけの病院で相談するようにしましょう。

ヨーグルト系飲料

ヨーグルト系飲料には乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が豊富に含まれているので、腸内環境を整えるのに役立ちます。ヨーグルトを使って自宅でスムージーを作るのも良いですね。

スムージーや青汁

スムージーや青汁に多く含まれる食物繊維は、便のかさを増やして腸の動きを促したり便を柔らかくしたりして便秘解消を助けてくれます。苦みのある青汁は苦手な子どもも多いため、甘みのあるものを選んだりりんごジュースなどと割ったりして飲ませるのが良いでしょう。

ココア

食物繊維がバランス良く含まれているココアには、腸内環境を整える働きが期待できます。ただし加糖のココアはカロリーが高いため、飲み過ぎには注意しましょう。無糖のココア粉末を使う場合は、牛乳や豆乳に溶かしたり、腸内環境に働きかけるオリゴ糖やはちみつを入れたりして飲むのがおすすめです。

下痢になりやすい人は乳製品に注意!

前述のように牛乳やヨーグルト系飲料などの乳製品は便秘解消に効果的とされており、手軽に取り入れやすい飲み物ですが、乳製品を摂取すると下痢になりやすい体質の人もいます。その場合は無理に牛乳やヨーグルト系飲料を飲まずに、他の飲み物や食べ物、運動などで便秘の解消を目指しましょう。

子どもの便秘のホームケアに悩んだらチャットで相談

子どもが便秘でつらそうにしていると、家庭で解消してあげたいけど何をしたら良いのかわからない、子どもの症状に合ったホームケアを知りたいと悩むことがあるかと思います。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。病院に行くほどではないけど少しでも楽にしてあげたいと思ったときに、看護師にチャットで気軽に相談できますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア