子どものあせもで病院に行くタイミングは?受診は何科?

子どもの病気


子どもによくみられる「あせも」。痒みや痛みを伴うだけでなく、悪化すると細菌感染を起こすこともあるので適切なタイミングで受診することが大切です。そこでこの記事では、子どものあせもで受診する目安や、何科を受診するのがよいかなどをご紹介します。

子どものあせもの原因は?

あせもの原因は、汗の通り道である汗腺の詰まりです。かいた汗をそのままにしていると、汗や汚れが汗腺に詰まってあせもができます。子どもは汗っかきなうえに汗腺や肌のバリア機能が未熟なので、あせもができやすいとされています。

子どものあせもで受診は必要?

子どものあせもは適切にケアをすれば自然に治ることがほとんどで、必ずしも受診が必要なわけではありません。ただし症状によっては受診が必要なケースもあります

子どものあせもで病院に行く目安は?

下記のような症状が見られるときは、塗り薬などでの治療が必要になることもあるので早めに受診しましょう。

・掻きむしって肌が傷ついている
・痒みや痛みが強い
・広範囲にあせもができている
・自宅でケアしても症状が改善しない

このような症状があるときは、あせもに見えてもアトピー性皮膚炎やカンジダなどほかの皮膚疾患の可能性もあります。見分けがつかないときも早めに受診すると安心です。

子どものあせもは何科を受診する?

子どもにあせもができたときは、小児科か皮膚科を受診しましょう。赤いブツブツや痒み以外にも症状がある場合は、幅広い観点から診察してもらえる小児科を受診するのがおすすめです。

あせもの診察はオンラインでも

あせもの症状によっては受診が必要な場合もあるとはいえ、夏の暑い時期や感染症が流行っているときなど、なかなか病院に行けないこともありますよね。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。家にいながら診察を受けられるので、感染リスクを気にする必要もありませんよ。夜間や休日も利用でき、医師が必要と判断した場合は薬も処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 遠藤 美央
2013年 聖マリアンナ医科大学医学部を卒業。新松戸中央総合病院で初期研修後、横浜市立大学小児科へ入局。国立病院機構 横浜医療センター小児科、国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院小児科などで医長を勤め、小児救急や小児アレルギーの専門外来を担当。2022年からはクリニックでの小児一般診療、アレルギー相談、子育て外来などにも並行して従事。スポーツドクターとして横須賀市のスポーツ運営事業団体にも所属。3児の母として育児に奮闘中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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