梅雨は親子の絆を深めるチャンス!お家でできるおすすめの遊びや子どもとの接し方のポイントは?

子どもの成長・発達


全国的に梅雨入りが発表され始めました。雨が多くなるこの時期は家で過ごす時間が長くなり、子どもたちもストレスが溜まっていきます。ぐずりや不機嫌が増えたり、兄弟げんかが多くなったりと、ママやパパにとっても憂鬱な季節かもしれませんね。

しかし視点を変えると、いつもと違う環境で新しい遊びや発見ができたり、親子の絆が強まったりと、よい側面もあるのです。そこで今回は、梅雨の時期にお家で子どもと過ごすときの接し方のポイントやおすすめの遊び方を、キッズドクターでチャット健康相談を担当する看護師がご紹介します!

梅雨時期の子どもとの過ごし方、3つのポイント!

まずは、梅雨の時期に子どもと家で過ごすときの接し方のポイントを3つご紹介します。

1.適度に体を動かさせる

子どもは本来、走り回ったり遊具で思いっきりはしゃいだりと、体を動かして遊ぶことが大好きです。家にこもって体を動かせないとストレスが溜まりますし、体力が消耗していないためなかなか寝てくれなくなることもあります。そうすると1日のサイクルが崩れて、日中の生活に影響が出てくる可能性も。家のなかでも安全な範囲で適度に体を動かせるようにしてあげましょう。

2.いつもと違う刺激を与える

外に出て遊んだりお散歩をしたりすると、さまざまな刺激が得られます。この季節は雨が続いてなかなか外に出られず、刺激が少ない室内の遊びに飽きてしまうかもしれません。

子どもは日々の刺激から様々な事柄を吸収して成長します。できれば新しい遊びを取り入れたり、一緒に何かを創作したりと、いつもと違う刺激を与えてあげたいですね。

3.コミュニケーションをたっぷり取る

家で過ごす時間が長くなると、ママやパパは今まで以上に子どもと接する時間が長くなります。これは、親子のコミュニケーションを多くとる良い機です。ぜひ、いつもよりたっぷり子どもと向き合って、お話したり一緒に遊んだりしてあげてくださいね。

おうちでできる!体を動かすおすすめの遊び

前述の通り、適度に体を動かすことは子どもにとって大切なことです。室内でできる体を動かす遊びをいくつかご紹介します。

乳児におすすめの体を動かす遊び

まだ歩くことができない月齢の子は、ママやパパが子どもの手足を持って曲げたり伸ばしたりしてあげましょう。

子どもを抱っこしながらママやパパがスクワットをするというのもおすすめ。子どもは上下の揺れを楽しむことができ、大人は筋トレになるという一石二鳥の遊びです(大人にとっては少々きついと思うので、無理は禁物です!)。

幼児におすすめの体を動かす遊び

ダンス・エクササイズ

歩いたり走ったりできる年齢の子は、お気に入りの音楽をかけてエクササイズやダンスを楽しむのがおすすめです。

音楽や動画に合わせて体を動かすと、思ったよりも長い時間集中して取り組むことができます。特に動画は目で見て真似をすることで、より集中して運動することができますよ。ママやパパも一緒に行うと、家族みんなにとっていい運動になります。

ペットボトルダンベル

ペットボトルに水を入れて、転がす、振る、持ち上げる、などの動きをするのもおすすめです。抱えたまま前述のダンスやエクササイズを行うと、汗をかきいい運動になります。

ペットボトルのなかに入れる水には、絵の具やラメなどで色をつけるとさらに楽しくなります。この工程も一緒に楽しめるといいですね。

ただし誤って中の水を飲んでしまわないように、フタをしっかり閉めてビニールテープなどで留めてください。また投げたり足の上に落としたりすると怪我の原因にもなるので、ママやパパと一緒に行うと安心です。

おうちでできる!刺激につながるおすすめの遊び

続いて、指先を使うことで脳に刺激が得られる遊びをいくつかご紹介します。家にあるものでできる遊びをピックアップしました。

折り紙

長時間家にいるこの時期は、折り紙で作品作りにチャレンジするいい機会です。新しい折り方を試してみるのもいいですし、折らなくてもちぎって絵を作ってみたり、塗り絵に貼ってみたりするのも良いですね。親子で折り方を教えあうと、いいコミュニケーションになります。

新聞紙・チラシ遊び

新聞紙やチラシもいい遊び道具になります。ちぎって紙吹雪を作ったり、それを大きなビニールに入れてボールを作ったりしてみてください。

紙吹雪入りのボールはカラフルで見た目も楽しいですし、空のペットボトルくらいなら倒せるので、ボーリングなども楽しめます。

お菓子・ご飯づくり

全工程を任せるのは難しいですが、混ぜたり、こねたり、型を使ったりと、子どもができる工程を手伝ってもらうといい経験になります。器用な部分や意外な才能の発見にもつながりますよ。おやつや食事の時間に合わせて完成するようにすると、いつも以上に食べてくれるかもしれません。

室内ピクニック

家のなかにレジャーシートを広げたりテントを張ったりすると、室内でもピクニック気分を味わうことができます。ご飯をお弁当箱に詰めて一緒に食べるのもおすすめです。いつもと違った気分になり、楽しみながら食事ができますよ。

梅雨の時期も楽しく過ごそう!

今回ご紹介したお家でできる運動や遊びは、ごく一部です。家で過ごす時間が長くとれるからこそ、子どもが得意なこと、やってみたいと言っていたことなど、新しいことに挑戦してみるといいですね。梅雨の季節は気持ちが晴れないことも多いですが、子どもと一緒に体を動かし、たくさん笑って、憂鬱な気持ちも吹き飛ばしていきましょう!

育児の悩み