子どもの体温が高い理由は?いつまで高いの?

子どもの体温は思っていたより高いことも多く、心配になってしまうこともありますよね。なぜ高いのか、いつごろ大人と同じ感覚で考えられるのか疑問に思うこともあるかと思います。こちらの記事では、子どもの体温が高い理由やいつまで高いのかなどをご紹介します。
子どもの平熱は大人よりも高い!
子どもの平熱は一般的に大人よりも0.5〜0.6℃ほど高いとされています。個人差はあるものの36.5〜37.4℃くらいの体温を推移しており、大人の場合は熱があると思う体温のときでも、子どもの場合は必ずしも熱があるわけではありません。
子どもの体温が高い理由は?
子どもの体温が高いのには次のような理由があげられます。
体の中心の体温が表面に伝わりやすいから
子どもは大人に比べて皮膚が薄かったり皮下脂肪が少なかったりするため、体の中心の体温が体の表面に伝わりやすくなります。そのため、熱を測ると大人より高めにでることがあります。
基礎代謝が高いから
子どもは、呼吸や心臓の活動といった生命維持に必要なエネルギー量が多く、大人と比べて基礎代謝が高いです。基礎代謝が高いと体温も上がるため、子どもは大人よりも体温が高くなります。
体温調節機能が発達途中だから
子どもは体温を調節する機能が発達途中なので、外気や室温の影響を受けて体温が変化しやすいです。そのため暖房の効いた部屋や気温が高い日の室外にいると、タイミングによっては体温が高くなることがあります。
子どもの体温が高いのはいつまで?
体温の高さは年齢によって変化します。一般的に新陳代謝が盛んな新生児のときが最も体温が高く、成長するにつれて徐々に低くなっていきます。10〜15歳くらいで大人と同じくらいの体温になることがほとんどです。
子どもの発熱の受診目安は?
子どもの平熱は大人よりも高いので、発熱した際の受診の目安に悩むこともあるかもしれません。
一般的に子どもの発熱の基準は37.5℃以上、または平熱より1℃以上高いときとされています。
子どもが熱を出しても、それ以外の症状がなく、食欲があり機嫌もよければ、しばらく様子を見てもかまいません。できるだけ安静にしてこまめに水分補給することを意識してください。
ただし突然高熱が出たときや熱が続いているとき、熱以外にも気になる症状が出てきたときなどは、一度受診しておくと安心です。
また生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38℃以上の熱があるときや、意識や呼吸がいつもと違うときなどは、診療時間外でも速やかに救急病院を受診するようにしてください。
子どもの体温で悩んだらチャットで相談
子どもの体温が平熱より高いと、ホームケアの方法や受診した方が良いのか悩むこともあるかもしれません。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながらチャットで看護師に受診の必要性やホームケアの方法について気軽に相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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